オレンジスパイニクラブ、4thミニアルバム「ナイフ」をリリース
2025年9月10日、オレンジスパイニクラブが待望の4thミニアルバム「ナイフ」を発表しました。今回のアルバムは、テーマを決めずに「今、曲にしたいことを曲にする」という意識のもと制作されています。初回限定盤には前身バンドであるThe ドーテーズの楽曲を7曲収めた特典CD「夏服」が追加されており、10代のセンチメンタルな感情を込めた楽曲「ネクター」も収録されています。これにより、過去との対比を通じて、オレンジスパイニクラブの“今”がより明確に浮き彫りにされました。
音楽ナタリーでは、メンバー4人にインタビューを行い、「ナイフ」の制作を通じて見えてきたオレンジスパイニクラブの姿について話を聞きました。
「ナイフ」の制作意図
ギターのスズキナオトは、「今回はあまり考えることなく、リアルタイムで『曲にしたいこと』を形にする意識が強かった」と語り、かつてのアルバムとは異なるアプローチを強調しました。また、ナオトは「よりバンドらしい作品に仕上がった」と述べ、サウンドの隙間感やセッション感が強みだとしています。
ボーカルのスズキユウスケも「全曲がライブで生きる作品」とし、「生で聴いてほしい」という思いが詰まっている点を強調しました。ベースのゆっきーとドラムのゆりとも、アルバム制作における経験や年齢を踏まえた表現の力の抜け具合について言及しています。
不安と原動力
バンドメンバーは年齢や私生活の変化を受けて、「バンドをやっている自分」をどう捉えているかも話しました。ナオトは、結婚による不安を創作の原動力にしているとし、昔のように「楽しいから」という欲求とは異なる心境を明かしました。
過去との対比
初回限定盤の特典CD「夏服」には、The ドーテーズ時代の楽曲も収められています。ナオトは、この再録が「今だな」と感じる理由を、ファンからの熱いリクエストを受けたからだと説明しました。ユウスケは、昔の曲を再演する喜びを語り、ゆりともその感動を共有しています。
未来を振り返る楽曲
新アルバムの中で特に注目される「パートナー・イン・クライム」は、ナオトが「今の自分を振り返ったときに青春だったと思えるような曲」として作り上げられました。また、「ネクター」という楽曲は、過去の青春を追想しながらも、今を生きることの大切さを表現しています。
まとめ
オレンジスパイニクラブの「ナイフ」は、過去と今をつなぐ作品であり、音楽的な成長や成熟を感じさせる一枚です。また、バンドメンバーが抱える不安や心情も色濃く反映されており、今の時代に生きる彼らの姿がストレートに伝わってきます。これからの活動が期待される中、次のツアーも控えており、ファンとのコミュニケーションの変化も楽しみです。
オレンジスパイニクラブが新たに感じた“今”を、ぜひ音楽で体感してみてください。
🧠 編集部より:
オレンジスパイニクラブの4thミニアルバム「ナイフ」に関する補足情報
オレンジスパイニクラブが9月10日にリリースした「ナイフ」は、バンドの「今」の姿を余すことなく表現した作品です。このミニアルバムは、特定のテーマに縛られず、リアルタイムでの感情をそのまま形にしています。これまでの作品と異なり、バンドは「曲にしたいこと」を自由に創作したことで、より率直でストレートな音楽となりました。
特徴的な要素
- 特典CD「夏服」: 初回限定盤には、前身バンド「The ドーテーズ」の楽曲を7曲収録した特典CDが付属しています。これによって、オレンジスパイニクラブの過去と現在を対比する形で聴くことが可能になります。
- 楽曲「ネクター」: 10代の思い出やセンチメンタルな感情を扱ったこの曲は、過去の青春と現在の意識をつなぐ役割も果たしています。
バンドの心境と成長
メンバーは、バンドとしての表現や音楽に対する自信についても言及しています。これまでの試行錯誤を経て、「オレンジスパイニクラブの音」を確立し、余計な装飾を排除しながらも、力の抜けた感覚を大事にするようになりました。
バンドとしての不安
特にメンバーのスズキナオトが語るように、結婚や人生の変化がバンド活動に影響を与えており、その不安が作品制作の原動力になっています。このようなリアルな感情が音楽に反映されており、聴き手にも共鳴を呼ぶ要素となっています。
豆知識
オレンジスパイニクラブは、東京を拠点に活動するバンドで、ジャンルとしてはインディーロックやガレージロックに分類されます。彼らの音楽は、聴く者に自然体でありながら深い感情を伝えることが特徴的です。バンド名の「オレンジスパイニクラブ」は、ユニークな響きを持ち、彼らの独特な音楽スタイルを表しています。
関連リンク
新しい音楽を体験できる「ナイフ」、ぜひ聴いてみてください。
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キーワード: リアルタイム
このキーワードは、オレンジスパイニクラブの4thミニアルバム「ナイフ」が、曲作りにおいて「今、曲にしたいことを曲にする」という意識を強調していることを反映しています。バンドとしての現状やメンバーの感情を素直に表現しており、作品そのものがリアルタイムでの彼らの姿を伝えている点が重要です。
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