「ウィッチャー4」、PS5で60fps目指す！

2025年6月16日、ゲームの技術解析で知られるYouTubeチャンネルDigital Foundryが、CD PROJEKT REDとEpic Gamesへのインタビュー映像を公開しました。この動画では、Unreal Engine 5を利用した新作『ウィッチャー4』の開発体制について詳しく解説されています。

『ウィッチャー4』の概要

『ウィッチャー4』は、人気オープンワールドRPGシリーズ『ウィッチャー』の最新作です。シリーズファンに親しまれたキャラクター、シリを新たな主人公とし、ダークファンタジーの要素が豊富な新三部作の始まりを告げます。具体的な対応プラットフォームはまだ発表されていませんが、Epic Gamesのイベント「Unreal Fest 2025」では、PS5でのテックデモが公開され、60fpsでの動作が確認されています。

開発体制の変化

CD PROJEKT REDの技術担当バイスプレジデント、Charles Tremblay氏はこれまでの方針について言及しました。以前はPC向けにゲームを開発し、その後コンソール向けにスケールダウンする手法を取っていましたが、その結果、多くの問題が生じました。この反省を踏まえ、『ウィッチャー4』ではコンソール版を優先する「コンソールファースト」の開発体制を採用しています。Epic Gamesとの協力を通じ、PS5での安定した60fpsを目指しているとのことです。

技術的アプローチ

アート担当バイスプレジデント、Jakub Knapik氏は、スケールダウンよりもスケールアップの方が容易であると述べました。Unreal Engine 5の機能、特にLumenを活用し、ビジュアルと技術の基盤を確立することが目標です。また、PCゲーマーへの最高の体験を追求する姿勢も示されています。

なお、Tremblay氏は、テックデモにはバトル要素などのゲームコンテンツは含まれていないため、製品版での60fps動作が確約できるわけではないとのことですが、開発チームは全力で取り組んでいると伝えています。

過去の教訓

Tremblay氏が触れた「過去の問題」とは、主に『サイバーパンク2077』のことを指していると考えられます。発売時にはPS4やXbox One版のパフォーマンスが問題視され、PS4版は一時的に取り下げられた経緯があります。これに対処するため、CD PROJEKT REDは改善パッチを開発することに追われることになりました。

まとめ

『ウィッチャー4』は、シリーズの新たな幕開けとして多くの期待が寄せられています。発売時期は2027年以降とされており、今後の情報に注目です。最新のテックデモ映像はこちらからご覧いただけます。

🧠 編集部より：

補足説明

Digital Foundryが公開したインタビューでは、Unreal Engine 5を用いて開発中の『ウィッチャー4』についての新たなアプローチが明らかになりました。従来、CD PROJEKT REDはPC版を優先し、その後にコンソール版へのスケールダウンを行っていましたが、その結果として多くの問題が発生していました。そこで、コンソールを優先する「コンソールファースト」の開発体制に切り替えたとのことです。

背景や豆知識

• Unreal Engine 5の技術: LumenやNaniteといった新しい技術が搭載されており、これによりリアルタイムのライティングや高解像度のテクスチャが簡単に実現できるようになりました。この技術を活用することで、『ウィッチャー4』は視覚的に鮮やかな世界を構築できるのです。

• CD PROJEKT REDの過去の経験:『サイバーパンク2077』のリリースは、技術的な問題やパフォーマンスの低さが指摘され、同社にとって厳しい教訓となりました。この教訓を活かし、今回はより慎重なアプローチを取っていることがうかがえます。

• インタビュー映像の方へ: 具体的な開発プロセスや技術的な詳細については、Digital Foundryの公式YouTubeチャンネルでインタビューが公開されており、興味のある方にはぜひ視聴をおすすめします。 インタビュー映像はこちら。

• 発売時期・プラットフォーム: 現在、正式な発売時期は2027年以降とされており、対応プラットフォームについてはまだ発表されていません。ファンは今後の情報を期待しています。

詳細な情報や最新ニュースは、以下のリンクからも確認できます。

• CD PROJEKT REDの公式サイト
• Epic Gamesの公式サイト

『ウィッチャー4』に関するさらなる情報が楽しみですね。

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