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概要
この記事では、選択肢の多さが人々の決断を逆に難しくする「選択肢過多のパラドックス」について述べています。特に、マーケティングやビジネスシーンにおいて、選択肢を適切に絞ることの重要性が強調されています。著者は、自身の経験を交えて、選択肢を3つに絞ることの効果や、選ばせ方の工夫について紹介しています。
要約の箇条書き
- 友人と食事をする際に「なんでもいい」との返答が困りごとであると実感。
- 多くの選択肢があると、一見魅力的だが選びにくくなることがある。
- 行動経済学の実験では、選択肢が少ない方が購入率が高い結果がある。
- 選択肢が多いと脳が疲れ、最終的に選ばずに済ますことが多い。
- 提案やマーケティングにおいても、選択肢を3つに制限することを推奨。
- 選ばせるための工夫として、「おすすめラベル」「目的別分類」「ストーリー添え」が有効。
- すべてを出し切るのではなく、選びやすくするために物を削ることが重要。
- ビジネスでの信頼を築くためには、相手が意思決定しやすい形で情報を伝えることが求められる。
こんにちは、カトサトです!先日、久しぶりに仕事仲間とご飯に行った際、「何食べたい?」と聞いたら、「なんでもいいよ」と返された。
この“なんでもいいよ”って、意外と困る。
そのくせ、いざ何軒か候補を出すと「うーん、それじゃないんだよね」と言われたりする。
選択肢が多ければ多いほど、満足度が上がるはず。でも現実には、選べないし、選んでも「これで良かったのかな」と迷いが残る。
このモヤモヤ、ビジネスでもめちゃくちゃ感じてる。
たとえばマーケティングの現場。ECサイトの特集ページや店頭POP、提案資料を作るとき、つい「選べるって嬉しいよね」とばかりに、たくさんの選択肢を載せてしまう。でも、そうしたページほど、意外と反応が悪いことがある。
これが、「選択肢過多のパラドックス(Choice Overload)」だ。
なぜ選択肢が多いと、かえって選ばれないのか?
行動経済学の有名な実験がある。スーパーでジャムの試食を行い、6種類のジャムを並べたときと、24種類を並べたときで、どちらがより購入されたかを比較したものだ。
結果は意外にも、選択肢が少ない6種類のときの方が、購入率は高かった。
選択肢が多いと、一見魅力的に思える。
「私の欲しいものが、きっと見つかる!」と期待も膨らむ。
でも、いざ選ぼうとすると、脳が疲れる。
比べる軸が増えすぎて、決断できない。
最終的に「また今度にしよう」となって、購入機会を逃してしまう。
これ、マーケターとしても、ユーザーとしても痛感する場面が多い。
自分もネットで洋服を探していたのに、気づけば1時間たって、結局なにも買っていない…みたいなこと、よくある。
「3つまでに絞る」と決める
カトサトは最近、「選択肢は3つまで」と心がけている。
たとえば企画書を提出するとき、あれもこれもと盛り込みたくなるけど、相手が“選べる”のは3つまでだと考える。
それ以上になると、迷いが増えるか、無関心になる。
社内のミーティングでのプレゼンも同じ。
「御社にはこの5つのプランがあります」より、「A・B・Cの3つをご用意しています。おすすめはBです」の方が、伝わりやすく、納得感も得られる。
特に若手のうちは、「提案=量」と思いがちだけど、相手が選びやすい形に“編集する力”こそが、価値になる。
「選ぶ」を楽にする工夫
ただし、選択肢を減らせばいいって話でもない。大事なのは、「どうやって選ばせるか」の設計。
たとえば、
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一番おすすめに“ラベル”を貼る(例:「人気No.1」や「スタッフおすすめ」)
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目的別に分類する(例:「時短したい人向け」「まずはお試し」など)
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選択肢にストーリーを添える(例:「開発者が5年かけて作った」など)
こうした“選ぶためのガイド”があると、人は安心して選べる。
カトサト自身も、ライティングの仕事で、クライアントが複数案から選ぶときには、必ず「この中でイチオシはこれです」と一言添える。
それだけで、相手の決断が圧倒的に早くなる。
「削る」ことで伝わる
若手ビジネスパーソンのなかには、「全部出し切る=誠実さ」と考えている人も多い。
でも本当に誠実なのは、相手が判断しやすいように“削って”伝えることだと思う。
選択肢を減らすのは、自信がないとできない。
でも、だからこそ「これがベストです」と言える提案には、信頼が宿る。「なんでもいいよ」と言われて困ったあの日の夕飯も、
「この3つのうちから選んで」と伝えたら、あっさり決まった。
選ぶ側の視点に立つこと。そして、選ばせ方まで設計すること。
これが、ビジネスの現場で信頼される提案をつくる基本なんだと思う。
よければ、あなたの「選択肢が多すぎて決められなかった体験」も、ぜひコメントで教えてください。
カトサトもまだまだ、迷う毎日です。
もし今回の記事が少しでも「自分にもあるな」と思ってもらえたら、
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