金曜日, 6月 6, 2025
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「すべてやり直しだッ!」赤点先生大激怒 -映画『ハングマン』 シリンゴ/激レア映画の沼:映画の絶滅種を観た気になれる

🧠 あらすじと概要:

映画『ハングマン』のあらすじと要約

あらすじ

『ハングマン』は、CIAに利用された主人公が悪事の証拠を持って逃亡するアクション映画です。彼は元妻や友人を次々と殺害され、息子を誘拐されるという過酷な状況に直面します。復讐心に燃えた主人公は、ベトナム戦争時代の仲間を集め、復讐を果たすために立ち上がります。

記事の要約

シリンゴによる映画感想文では、『ハングマン』が持つ潜在的な面白さを肯定しつつも、描写の冗長さやストーリーの不明瞭さを厳しく批判しています。特に、銃撃シーンやクライマックスのアクションが暗くて分かりにくい点が指摘され、物語の魅力が引き立たないことが残念だと述べられています。さらに、無名時代のサンドラ・ブロックの出演が一つの見どころであり、オリジナル予告編の方が本編よりも面白いとされています。全体として、娯楽映画としてのセオリーに対する研究不足が目立つ作品と評価されています。

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 銃撃戦をウリにした、レンタルビデオ全盛期にちょっとだけ注目されたアクション映画。

 CIAに利用された主人公が、彼らの悪事の証拠となる秘密を持って逃亡。だがCIA側は彼の元妻や友人を次々殺害し、息子を誘拐・拉致する。ブチ切れた主人公は、ベトナム時代の仲間を集めて復讐に向かうというのがストーリー。

 いくらでも面白くなりそうな内容なのに、描写が文芸映画っぽくてモタモタ…観ている者をエモい気分にしてくれず、一向に盛り上がらない。スローモーションの意味のない多様、すっとびまくるストーリー。クライマックスのアクションも暗くて分かりにくい。

 女殺し屋が魅力的で、ラストバトルにも出てくると思っていたら、すぐに殺されてもったいない。とにかく、見せ場の造り方が下手すぎて、せっかくの題材がことごとく台無しになっている。娯楽映画を製作するセオリーすべてにおいて、研究不足と言わざるをえない。

 残念ながら、銃撃シーンだけを編集したオリジナル予告編のほうが、本編の何十倍も面白い。無名時代の初々しいサンドラ・ブロックだけは見る価値がある。(彼女の顔をドアップにして「サンドラ・ブロック in ザ・エスケープ」という別題で後日ビデオが再発された)

1987年度アメリカ作品監督:J・クリスチャン・イングヴォードセン脚本:J・クリスチャン・イングヴォードセン/スティーヴン・W・カーマン

音楽:マイケル・モンテス

リチャード・R・ウォッシュバーン/ジェイク・ラモッタドッグ・トーマス/サンドラ・ブロック

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シリンゴ/激レア映画の沼:映画の絶滅種を観た気になれる

三十年以上、映像業界に席を置き、主に旧作洋画のDVDやブルーレイをプロデュースしてきました。ソフト同梱のブックレット、雑誌記事、ネット記事等も、数は多くありませんが執筆しています。



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