Crytekは、6月18日に『Hunt: Showdown 1896』の大型アップデート2.4を配信したものの、翌日の6月19日にそのアップデートを撤回せざるを得ないという異常事態が発生しました。アップデート後に発生した多数の不具合により、安定性を回復させるためには以前のバージョンに戻すしかないと判断されたためです。
### ゲームの概要とプレイスタイル
『Hunt: Showdown 1896』は、プレイヤー同士が協力しつつ対戦するPvPvE対戦型FPS。プレイヤーはハンターとなり、強力なモンスターを討伐しつつ、他のプレイヤーに狩られないようにして生き延びる必要があります。成功すれば報酬が得られますが、他プレイヤーにやられてしまうと持ち武器や報酬を失うリスクがあります。
### アップデート内容と撤回の経緯
アップデート2.4では新イベント「Judgement of the Fool」の実施や多くの調整が予定されていましたが、実際には問題が多発しました。Crytekは、ユーザーの不安を解消し安定性を取り戻すために、ゲームをアップデート2.3に巻き戻す決定を下しました。
開発チームは、できるだけ早く再度アップデート2.4を配信できるよう尽力しているとのことです。また、購入アイテムの不具合を経験したプレイヤーには補償として、無償通貨「Hunt dollars」を受け取れるコードが配布される予定です。
### ユーザーの反応と運営への不信感
このアップデートの撤回により、ユーザーの不信感は増大しています。特に、Steamのユーザーレビューでは500件以上の不評レビューが寄せられ、チーターの存在や不安定なサーバー状況、マッチメイキングの不備に不満を述べる声が目立ちます。また、大型アップデートの失敗に対して無償通貨での補償に不満の声もあがっています。
### Crytekの運営状況
Crytekは昨年、全体の15%のスタッフをレイオフし、スタッフを『Hunt: Showdown 1896』の開発に集中させる方針を取ってきました。また、昨年のゲームエンジン刷新によるUIの問題についても、今年を通じて改善が進められる予定です。
### 今後の展望
今回のアップデートの失敗は、長期プレイヤーの不信感を生む結果となっていますが、Crytekが今後のアップデートで信頼を取り戻せるか注目されます。まずはアップデート2.4の再配信が無事に行われることが、ユーザーにとっての大きな期待です。
このゲームはPC(Steam)および海外コンソール向けにリリースされています。
🧠 編集部より:
補足説明と背景情報
アップデートについての背景
『Hunt: Showdown 1896』の大型アップデート2.4は、新しいイベント「Judgement of the Fool」といった新コンテンツやさまざまなバランス調整を含むものでした。しかし、リリース後の不具合により、運営側はアップデートを撤回するという異例の措置を取りました。このような事態は、ゲーム業界では比較的珍しく、開発者の信頼性にも影響を与えやすいものです。
ゲームの特徴
『Hunt: Showdown』はPvPvE(プレイヤー対プレイヤー対環境)スタイルの対戦FPSです。プレイヤーは他のハンターとともにモンスターを狩る一方で、他のプレイヤーから狙われないように工夫しながら生き延びる必要があります。この緊張感が本作の魅力の一つです。
プレイヤーの声
アップデート撤回に対するユーザーの反発は大きく、Steamでは500件以上の不評レビューが寄せられました。不満の主な要因には、チーターの存在やマッチメイキングの不備、サーバーの不安定さが挙げられます。また、補填として提供された1万Hunt dollarsについても、ユーザーから賛否が分かれました。
最新の対策
Crytekは、チート対策の専門チームを設立し、ゲーム内におけるフェアプレイの確保に努めています。この取り組みは、ユーザーからの信頼を回復するための重要なステップです。また、UIの問題に関しても、継続的な改修が予定されています。
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豆知識
『Hunt: Showdown』の舞台は1890年代のアメリカ南部で、ゴシックホラーと西部劇が融合した独自の雰囲気を持っています。また、Crytekは「Crysis」シリーズで知られるゲーム開発会社で、高度なグラフィックと物理エンジンを持つ作品を提供してきました。こうした背景も、プレイヤーの期待値を高める要因の一つと言えます。
今後のアップデートがユーザーの期待に応えるものであることを願っています。
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キーワード:アップデート
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