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概要
この記事は、自動車部品メーカーでエンジニアとして働いていた著者が、退職に至った理由とその過程での学びについて書いています。著者は、工場からの度重なる呼び出しや将来性に対する不安など、仕事のストレスを経験しました。最終的に、会社の文化や上層部の反応に失望し、転職を決意したことが述べられています。
要約の箇条書き
- 著者は37歳で、自動車部品メーカーにエンジニアとして勤務。
- 初めに入った会社での経験や問題点を共有。
- 退職理由:
- 工場からの呼び出し: 設備の不具合でプライベート時間に影響を受ける。
- 将来性への疑問: 電気自動車の普及により、エンジン部品の需要が減少。
- 部署移動の困難さ: 異動願いが通りにくく、業務に対する不満が募った。
- 上層部の不適切な対応: 不満をヒアリングした結果があまりにも軽視されたため、転職を決意。
- 学び:
- 事前に会社の将来性を調査することが重要。
- エンジニアの職務は高ストレスであることを覚悟するべき。
- 早めに異動の意向を上司に伝えることが、状況改善につながる可能性がある。
- 転職は可能であり、一度の転職で条件を改善できた体験を共有。
この記事が読者にとっての新たな気づきとなることを願っている。
今回は、私が最初に入った会社を辞めた理由と、
そこで得た学びを、ご紹介しようと思います。
最初に入った会社は、自動車の部品を製造している会社で、
設備に関わるエンジニア職を行っていました。
この記事を読むことで、自動車部品メーカーの現状と、エンジニア職の苦労が分かり、
仕事を選ぶ際の参考にすることができます。
理由① 工場からの呼び出し
設備を製作し、工場に設置する仕事をしていました。そして、設置した後は、設備が正常に動くかを確認した後に、工場に引き渡します。引き渡す際に、設備が正常に動かなくなり、工場の人でも対応ができない場合のために、
プライベートの携帯番号を教える必要があります。
設備を設置してから1か月くらいは、工場の方からひっきりなしに、電話がかかってきて、そのたびに、設備の不具合を直していました。ですので、電話が鳴る毎に、とてもストレスを感じ、びくびくしていました。車で帰宅中に電話が鳴り、Uターンして会社に戻ったり、土曜日の朝7時に電話が鳴り、設備の不具合を直すために、
会社に向かうこともありました。
エンジニアには、様々な種類がありますが、工場の設備に関わる職種の場合、
似たような悩みを抱えることになると思います。
理由② 疑問が浮かぶ将来性
私が辞める1年くらい前から、電気自動車が普及が進み始めていました。自動車のエンジン関係の部品を製造している会社だったので、電気自動車の普及によって、
エンジン部品の需要が、少しずつ減ってきていました。
当時、工場で設備を動かしている方に、聞いてみると、「最近、動かしていない設備が、何台もあるんだわ」と言っていたのを、覚えています。その話を聞いて、「うちの会社って大丈夫なのか?」「10年はいいかもしれないけど、20年後はどうなってるんだ?」という感情をもち、会社の将来性に、疑問を持ちました。まあ、家から近いという理由だけで、会社に入ったので、もっと事前に調べておけばよかったと、後悔しています(笑)リーマンショックと就活時期が重なってしまったため、
あまり会社を選ぶことが、できなかったんですよね。
理由③ 部署移動の難しさ
当時は、自分の仕事にうんざりしていました。
理由は以下の2点です。
・同じ種類の設備を、9年間担当し続けている・設備を製作して、工場に配置する仕事が大変過ぎると考え、
別の仕事をしたいと思っている
この理由から、別の部署に異動し、気持ちを切り替えて仕事をしたいと考え、辞める半年程前に、異動願いを出しました。
しかし、願いが叶うことは、ありませんでした。
同僚との雑談で、「3年間異動願いを出し続けて、初めて希望が通る可能性がある」という、会社内の暗黙のルールが存在するそうです。しかも、必ず希望が叶うわけではなく、様々なタイミングが合えば、という条件付きでした。この雑談後、かなり絶望していました。「絶望したっ!異動願いが通る可能性がほとんどないことに、
絶望したっ!」
理由④ 上層部の信じられない一言
会社を辞める半年ほど前から、世間で転職の流れが来ており、私が所属していた部署でも、転職による退職が、頻繁に起こるようになりました。3週間に一人のペースで、
朝礼で退職のあいさつをする人が出てくる程でした。
そんな状況を見かねたのか、上層部が中間管理職の方に、「一般層が会社に対して不満に思っていることを、ヒアリングしてくれ」という指示があったそうです。この指示があり、グループミーティングでグループ長が、「会社やこの部署に対して不満に思っていることを、この場で言ってくれ。上層部にヒアリング内容を、しっかり伝えるから」と言ってくれたので、私を含め、ほかの一般層の方も、包み隠さず、会社に対する不満を、
ミーティング内で言うことができました。
このミーティングで、かなり突っ込んだことを、私も含めて言うことができたので、もしかしたら、会社とこの部署が、良い方向に変わってくれるかもしれないと思いました。
しかし、待っていたのは、耳を疑う内容でした。
ヒアリングから3週間ほど経った後、グループミーティングでグループ長が、上層部が一般層に伝えたい内容を、私たちに伝達しました。その内容は、『コミュニケーションを良くとって、仕事をしていこう!』というものでした。この内容を聞いた瞬間、「あれ、私の耳がおかしくなったのか」「3週間考えて、こんな酷い内容かよ」「えっ、この会社とこの部署、終わってるじゃん、うん、転職しよっ!」と感じ、この会社を離れる決心がつき、転職することになりました。同僚と顔を見合わせて、お互いに苦笑いをしたことを、
覚えています。
☆学び
・転職を考えている方は、 ぜひ事前に、会社の将来性について、調べてみてください。 特に、自動車部品メーカーへの就職・転職は、
慎重に検討することを、オススメします!
・エンジニアを目指している方は、この記事を、 職種選びの参考にして下さい。 「設備」と「工場」に、積極的に関わる職種は、
激務であることを、覚悟しておきましょう。
・「部署異動をしたい」と思ったのであれば、 早めに行動を起こしましょう。 この会社のように、訳が分からない3年ルールがあるかもしれないし、 早めに上司に伝えた方が良いです。 そうすれば、業務内容が改善される・部署異動が早めに決まる、
など、人生が好転する可能性があります。
・転職活動を4カ月間行い、基本給が3万円アップする、 好条件の内定を得ることができました。 ですので、1回目の転職は、意外と簡単に行うことができるため、 「今の会社で働かないと、人生摘む!」 なんて、思わなくてもいいですよ。
転職という選択肢があることを、忘れないで下さい。
次の会社でも、波乱があるのですが、その話は別の記事で書きたいと思います。この記事が、みなさんの新たな気づきになれば、嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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