Netflixで配信が開始されたマイク・バービグリアの新作スタンダップコメディ『マイク・バービグリアの幸せって、めんどくさい!』観て気付かされるのは、初期は「特異な体験/特異な人生を面白くおかしく語る」というものだった彼の芸風が、「平凡な体験/平凡な人生を語り口の面白さで魅せていく」というものに変化していっているという点で、名人芸としての円熟が強く感じられる内容だった。そして、本作が面白いということは、つまりは「平凡な人生だって捨てたもんじゃない」ということでもあるわけで、これほどまでに希望が感じられるスタンダップコメディはなかなかあるもんじゃない。やや印象の薄かった前作『マイク・バービグリアの老人と…プール!?』は、この領域に至るまでの過渡期だったのだなあ。ちなみに本作の主題歌はジャック・アントノフ率いるレッド・ハースの「Half Love」で、マイクとジャックの相変わらずの蜜月っぷりが感じられるのも嬉しい。
マイク・バービグリアが語る「よき人生」 Netflix新作『幸せって、めんどくさい!』の舞台裏#マイク・バービグリア #Netflix #MikeBirbiglia https://t.co/XLLSHnHEUX
— Rolling Stone Japan (@rollingstonejp) 2025年5月26日
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