e-Sports事業を手がけるGLOE株式会社が4月10日、サウジアラビアに拠点を置くHawk Gaming Groupと覚書を締結したと発表した。

GLOEは渋谷ハルさん主催の「VTuber最協決定戦」の企画および制作支援などを事業として展開している企業。

発表でGLOEは、サウジアラビアと日本の知的財産、人的資本、ビジネス機会など、e-Sports/ゲームの発展と拡大における連携について合意したと説明している。

渋谷ハル「V最」などゲームイベント制作を手がけるGLOE

GLOEといえば、渋谷ハルさんが主催するオンラインゲーム大会「VTuber最協決定戦」のほか、プロゲーミングチーム・REJECT主催の「REJECT FIGHT NIGHT」などに制作支援として携わっている。

このほか、プロゲーマーやストリーマー、大会実況解説を中心としたマーケティングやキャスティングなども手がけている企業だ。

覚書を締結したHawk Gaming Groupは、サウジアラビアのゲーム、e-Sports、エンターテインメント分野のリーディングカンパニー。e-Sportsインフラや人材の育成、スカウティングを展開している。

サウジアラビアでは、近年ゲームおよびe-Sports産業の育成に注力しており、国家戦略「Vision 2030」の一環としてエンターテインメント分野への投資を強化。

2022年9月には、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子がゲームとe-Sports全体を発展させるための10年間にわたる総合投資計画「国家ゲーム・eスポーツ戦略(NGES)」を発表。

Hawk Gaming Groupは「Vision 2030」と「NGES」をを積極的に支援している。

石油依存からの脱却を目指す、サウジアラビアの国家計画

前述した通り、サウジアラビアでは近年、石油依存からの脱却を目指し、国を挙げてエンターテインメント分野に投資を続けている。

2024年7月から8月には、賞金総額90億円の大会「Esports World Cup」を開催。この大会は2025年も継続して開催が予定されている。

このほか、国家計画として進められているスマートシティ「キディヤ・シティ」内では「eスポーツ&ゲーミング地区」であるキディヤ(Qiddiya_ゲーミングの計画も進行中。

こちらは2024年の「東京ゲームショウ」でもブースを出展。プロゲーミングチーム・Crazy Raccoonのオーナー・CRおじじこと高野大知さんがアンバサダーに就任している。

エンターテインメント、特にスポーツを利用して国家などがイメージ向上や政治や社会問題の隠ぺいを図る“スポーツウォッシング”の文脈で、国際社会から批判もありながら、サウジアラビアはe-Sports分野で存在感を強めている。

1990年生まれの地方在住。インターネットに青春時代を持っていかれた。VRとesportsが関心領域。最近はnoteを拠点に活動している。

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