火曜日, 5月 13, 2025
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超ときめき♡宣伝部「世界でいちばんアイドル / ひみつのふふふ」インタビュー|正統派アイドルをまっすぐに続けて迎えた10周年 – 音楽ナタリー 特集・インタビュー



超ときめき♡宣伝部「世界でいちばんアイドル / ひみつのふふふ」インタビュー|正統派アイドルをまっすぐに続けて迎えた10周年 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

今年4月に結成10周年を迎えた超ときめき♡宣伝部が、その集大成とも言えるニューシングル「世界でいちばんアイドル / ひみつのふふふ」をリリースした。

10年前の2015年4月にときめき♡宣伝部として結成され、5年前の2020年4月に現在のグループ名での活動をスタートさせた超とき宣。ニューシングルの表題曲の1つ「世界でいちばんアイドル」は宣伝部員(超ときめき♡宣伝部ファンの呼称)への感謝の思いやアイドルとしての決意を込めた、グループの節目にふさわしいキュートかつエモーショナルな応援ソングに仕上がっている。一方の「ひみつのふふふ」は、テレビ東京系6局ネットで放送中のテレビアニメ「ひみつのアイプリ リング編」のエンディング主題歌。耳に馴染みやすいメロディやかわいらしい振付が特徴だ。

音楽ナタリーではこの2曲とカップリング曲「セツナリベンジ」についてメンバーにインタビュー。さらに加入当初のことを振り返りながら、アイドルという職業に対する思いを語ってもらった。

取材・文 / 近藤隼人撮影 / 堀内彩香

──新曲「世界でいちばんアイドル」は、「人生の主役は自分なんだ」というメッセージを通して聴く人の自己肯定感を高める応援ソングであると同時に、とき宣のアイドルとしての矜持も伝わってくる、10周年にぴったりな楽曲ですね。

辻野かなみ 最初に聴いたときに「ザ・王道アイドルソングが来た!」と思いました。キラキラ輝いているイメージの曲だなって。でもそれと同時にメロディが切なくて、歌詞が胸に響く曲だなと感じました。私は特に「きみの声が聞こえるたび 不思議な力がみなぎるの いつも応援してくれてありがとう!」という歌詞が好きで。実際、落ち込んでしまったときは宣伝部員さんの声援が元気の源になっているので、「いつも応援してくれてありがとう!」という言葉を歌で直接伝えられるのがうれしいです。

超ときめき♡宣伝部

超ときめき♡宣伝部

──宣伝部員へのメッセージが曲全体にちりばめられていますね。

辻野 「どんなに遠い場所でもちゃんと見えているからね」というフレーズもそうで、ライブ会場が大きくなるにつれて、宣伝部員さんは「私のこと、ステージから見えてるのかな?」と感じてしまうと思うんですよ。でも、ステージ上からは2階席や3階席もよく見えますし、フェスでも宣伝部員さんのことをすぐに見つけられます。

杏ジュリア 私たちの集大成というか、今に至るまでの歴史があってこその楽曲で、今のとき宣だから歌える1曲だなと私も感じました。私たちがアイドルをしている中で感じること、宣伝部員さんに伝えたいことが表現されている素敵な曲です。

坂井仁香 本当に10周年にふさわしい1曲です。今までの私の人生について書いてあるようにも感じました。「思えば小さな頃から 鏡の前でポーズして」「今じゃライトを浴びながら ステージの上駆け回って」とか、過去のことを振り返りつつ、今の私たちのことも歌っている。1曲の中にとき宣のことがぎゅぎゅっと詰め込まれています。昨年末のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブで「日本を代表するアイドルになりたいです!」と言ったんですけど、そのエピソードもこの曲のテーマに取り入れられているそうです。昔の曲の振りが入っているのも特徴ですね。

杏ジュリア

杏ジュリア

坂井仁香

坂井仁香

──具体的にどの過去曲の振りが入っているんですか?

坂井 それは、かなみん(辻野)が気付いたんですけど(笑)。

辻野 「すきっ!」と「Cupid in Love」と「ハピラブルー!」と……。

小泉遥香 「最上級にかわいいの!」もだよね。

坂井 あと「世界でいちばんアイドル」は歌割りにも注目してほしいです! 落ちサビはあきちゃん(菅田)が歌ってから私が歌うという流れになっていて、5年前に超ときめき♡宣伝部として初めてリリースした楽曲「トゥモロー最強説!!」と同じなんですよ。今まで以上にメンバーに合った歌割りになっているようにも思いましたし、6人それぞれのよさが感じられる曲です。

小泉 とき宣をそのまま曲にしました!という感じですね。「いつもは普通の女の子」から「アイドルに変身!」までの流れにも私たちらしさが表れていますし、正統派のアイドルをまっすぐにやり続けてきたからこその魅力が感じられてすごく好きです。とき宣の曲をたくさん作っているMUTEKI DEAD SNAKEさんが王道アイドルソングを書いてくださったことも、大きなトピックだと思います。

菅田愛貴 とき宣には珍しく、サビをみんなで歌っているところもポイントです! それによって歌に迫力が出ていると思います。あと曲の最後に「きみのハートにロックオン!」というおなじみのフレーズが入っているのも特徴です。歌っていて、10周年を迎えたことを実感できます。

吉川ひより 歌っているとすごく感慨深い気持ちになります。この10年間、たくさんの方に応援してもらったり支えてもらったりしてきたからこそ、皆さんにとっての「世界でいちばんアイドル」でありたい。そういう気持ちも表れているので、この曲をとき宣の代表曲にしていきたいです。

菅田愛貴

菅田愛貴

吉川ひより

吉川ひより

──吉川さんが「本当に大好きだよ!」と宣伝部員に呼びかけるように叫ぶセリフパートがありますが、ここは特に宣伝部員の胸に響きそうです。

吉川 このパートをもらえてうれしかったです。すごい明るく「大好きだよ!」と言っているんですけど、込み上げてくるものがあって。ここのパートに限らず、歌詞に詰まっている思いを宣伝部員さんに全力で伝えていきたいです。

──「『かわいい』とか知ってる だってアイドルだもん!」という自信に満ちたフレーズも印象的です。

吉川 宣伝部員のみんなが「かわいい」ってたくさん言ってくれるので(笑)、自己肯定感マックスです!

坂井 実際、私は特典会でこういうことを言っているんですよ。「ねえ今日もかわいい?」「かわいいよ」「うん、知ってる」というやりとりを宣伝部員さんとしたり(笑)。なのでこのフレーズにもリアルな私たちが表われています。

がんばってきてよかったと感じて涙が出てきた

──「世界でいちばんアイドル」のミュージックビデオはYouTubeで公開後、とき宣の楽曲史上最速で100万回再生に到達しました。

小泉 うれしいです! 宣伝部員さんも絶対に気に入ってくれる曲だと思っていました。

坂井 「感動する」「泣ける」という感想のコメントがすごく多いです。衣装がキラキラで“かわいい”を詰め込んだMVなのにそういうことを言ってもらえるのは、私たちと同じように感慨深い思いを抱いてくれているからなのかなって。その事実がうれしいですね。

──ライブでのパフォーマンスだと、歌に込められた思いがより一層伝わってきます。サビをユニゾンで歌っていることも相まって、ほかの楽曲以上に迫力を感じられるというか、とき宣のライブを初めて観る人にも刺さる破壊力を備えた1曲だなと。

小泉 でも、この曲は歌うのがすごく難しいんですよ! 音程や譜割りが高難度で、ユニゾンで歌うところも音が高いんです。

坂井 Aメロとか、歌の後ろで鳴っている音が少ないんだよね。

吉川 歌がハマる音、指針となるような音が少ないから、感覚で歌わなくちゃいけなくて、かなり怖いです。

坂井 歌い出しの音程も高くて難しいんですけど、必死な顔をしていたら曲が台無しじゃないですか。だから、がんばって歌っています! 10年の経験があるから、ギリギリなんとかできています(笑)。

──「世界でいちばんアイドル」は4月1日の結成記念生配信で初披露されましたが、坂井さんが歌唱前のMCで「みんながいるから世界で一番ときめくアイドルとして活動することができています。これからも私たちがみんなのことをたくさんときめかせます」と涙ながらに決意を語っていたのが印象的でした(参照:超ときめき♡宣伝部、生配信ライブで10周年を祝福!決意の言葉を経て「世界でいちばんアイドル」初披露)。

坂井 あそこで泣いてしまったのが、自分としては本当に悔しくて(笑)。あの日は本来は赤レンガ倉庫でフリーライブをやる予定だったんですけど、雨で中止になってしまったんですよね。宣伝部員のみんなに会えなかった寂しさもあったし、10年という節目を迎えた思いをいざ言葉にして伝えてたら込み上げてくるものがありました。10年間のどの瞬間を切り取っても、その時々にとき宣を応援してくださっていた宣伝部員さん、支えてくれたスタッフさんがいて、そして一緒に走り抜けてくれたメンバーがいる。すごく濃い10年だったし、がんばってきてよかったなとあの瞬間に改めて感じてなんだか涙が出てきてしまいました。情けないんですけど……。

吉川 でもYouTubeのコメント欄でもそのシーン、好評だよ。

坂井 そう?(笑)

辻野 あのMCによって曲の魅力がさらに増したと思います。

とき宣には子供たちがかわいいと思うものが詰め込まれている

──続いて、ニューシングルのもう1つの表題曲「ひみつのふふふ」について伺います。この曲はテレビアニメ「ひみつのアイプリ リング編」のエンディング主題歌として制作されました。

小泉 小さい子も大人も口ずさみたくなる、すごく耳に残る曲だと思います。たくさんの人に歌って踊って楽しんでもらえたらうれしいです。

辻野 私も日常生活の中で自然と口ずさんじゃいます。誰でも歌いやすい曲なんじゃないかな。

小泉遥香

小泉遥香

辻野かなみ

辻野かなみ

 私の家族も「思わず口ずさんじゃう」と言っていました(笑)。歌詞も難しくなくて、小さい子にもわかりやすい内容になっています。

菅田 ダンスも小さい子が真似できる振りになっていて、この曲をきっかけに、今まで出会ってこなかった世代の方にもとき宣を好きになってもらえたらうれしいです。

吉川 子供と一緒に踊るダンス映像を撮ったんですけど、ちっちゃい子がこの曲を踊っているとすごくかわいいんです。子供たちにとって、大人になっても記憶に残っているような思い出の曲になったらいいですね。あと、この曲は「ひみつのアイプリ」のアーケードゲームの中でも流れるんですよ。

小泉 「ひみつのアイプリ」のキャラクターが、私たちのこの衣装を着て踊ってくれるんです。すごくかわいいです。ぜひプレイしてみてほしいです。

菅田 小さい子だけじゃなく、大きいお友達にも遊んでほしいです! 私はこの「プリティーシリーズ」がずっと好きで、「プリティーリズム」を観て「アイドルになりたい!」という憧れを抱いたことで今があります。コラボさせていただけるのが夢のようで、本当にときめいています。

──「ひみつのアイプリ」とのコラボによって、とき宣のキッズ人気がさらに上がっているのでは?

坂井 はい。おかげさまで徐々に上がってきています。

小泉 お子さん連れでライブに来てくれる宣伝部員さんもいますし。

菅田 この間、池袋サンシャインシティ噴水広場で開催された「ひみつのアイプリ」のイベントに出演させていただいたんですけど、観覧エリアの最前に小さい子がいてかわいかったです。

辻野 私のお姉ちゃんのママ友が、たまたまそのイベントを観に来ていたらしいです。「ひみつのアイプリ」を通していろんな層にとき宣が広まっていくのが楽しみです。

──とき宣のアイドルとしての王道なビジュアルは子供にわかりやすいですよね。菅田さんが「プリティーシリーズ」の作品を観てアイドルに憧れたように、とき宣がきっかけでアイドルに憧れを抱く子供が増えていきそうです。

坂井 そうなったらうれしいです。池袋のイベントでは小さいお友達を対象にしたお見送り会をやったんですけど、「衣装かわいいね」「キラキラがいっぱいだね」とたくさん言ってくれて。とき宣には子供たちがかわいいと思うものがいっぱい詰め込まれているんだなと感じましたし、王道アイドルのコンセプトで活動してきてよかったなと実感しました。


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──このほか、ニューシングルには「セツナリベンジ」というカップリング曲も収録されています。“リベンジ”をテーマにした気迫に満ちた楽曲で、「世界でいちばんアイドル」「ひみつのふふふ」でとき宣を初めて知った人が聴いたらその振り幅の大きさに驚くのではないでしょうか。

辻野 同じグループの曲だとは思えないです(笑)。

坂井 「世界でいちばんアイドル」「ひみつのふふふ」とは雰囲気が違って、急に現実的になります(笑)。去年は「ミュージックステーション」に出演したり、さいたまスーパーアリーナを満員にできたりと、たくさんの夢が叶った1年でしたが、その一方で叶わなかった夢もあって。それは去年だけに限らず、この10年間に対して言えることで、できたこととできなかったことの両方がありました。「セツナリベンジ」は、そんな私たちの「もっとがんばろう!」という気持ちが込められている曲です。「上手くいかないなぁ、ね。そんな甘くないか。」というフレーズなど、10年間で感じてきた大変さが歌詞ににじんでいたり。それでいて、曲調はすごくカッコいいんですよ。特に、おはる(小泉)が歌うサビの「笑っていたいぜ、めっ!」に注目してください。すごく上手。

坂井仁香

坂井仁香

小泉 自分で自分のことを天才だと思いました(笑)。

吉川 私は仁香が歌っている「こんなに悔しいと思えたのは 恥ずかしいくらい本気だったから」というパートが好き。最初に歌詞を読んだときに、このパートは絶対に仁香の担当になると思いました。あと、「これが『わたし』の生き様だ」というフレーズも大好きです。

辻野 失敗も含めて自分の生き様で、それを受け入れてリベンジしていく。その姿勢が素敵だなと感じました。

坂井 1サビは私とおはる、2サビはかなみんとあきちゃんが歌っているんですけど、その温度感の違いにも注目してほしいです。かなみんとあきちゃんのどこか淡々と歌っている感じが、聴いていてゾクッとするんですよ。「悩んでたって仕方ないから」「理由は後で考えて」って冷静に歌っている感じがすごく好きです。

小泉 私たち2人にはあの感じは出せないよね。もっと圧が出ちゃう。

小泉遥香

小泉遥香

坂井 いろんな組み合わせのペアで歌っていて、それぞれに違うよさが感じられます。

 先日、この曲の振り入れをしたんですけど、カッコいい振付だし、踊っていて楽しいんですよ。ライブで披露するときは、宣伝部員さんにもぜひ真似して踊ってほしいです。

吉川 宣伝部員さんもリベンジの心を燃やして一緒に盛り上がってほしいですね。一緒に声を出して、ステージの圧に負けないくらいの勢いで。そうしたら、ライブですごく楽しめる曲に成長していくと思います。

坂井 音源を聴くときは、ぜひ歌詞を読み込んでほしいです。私たちの思いが伝わると思いますし、宣伝部員さんにもいろいろと感じてもらえる部分があるのかなって。

菅田 「これで終わんないぜ」という歌詞で曲が締めくくられるのがポイントだと思います。決してあきらめないという強い決意が表れています。

結成当初は誰でもスターになれると思っていた

──さてここからは、とき宣が結成10周年を迎えたことについてフォーカスします。とき宣は10年前の2015年4月11日にJ:COMの番組発のユニット・ときめき♡宣伝部として結成されました。当時、馬車道のスタジオでのお披露目の場に僕もいましたが、まさか10年後にさいたまスーパーアリーナを満員にするようなトップアイドルになるとは正直想像をしていませんでした。

小泉 私もまったく想像していなかったです。

辻野 期間限定のグループとして結成されたので、そこから10年続くとは……全然考えていなかったです。

坂井 でも私、最初の頃はすぐに大きい会場でライブができて、大勢の人が集まってくれるって思ってました。アイドルというものになれば、誰でもスターになれると勘違いしていたんです。こんなに大変だと思っていなかった。

──坂井さんは当時13歳の中学生でしたし、そもそもメンバーみんなとき宣結成前は演技に関する活動が主でしたからね。そんな中、活動を続けていくうちにアイドル業界の厳しさを知っていったと。

坂井 はい。フリーライブをたくさん重ねていくうちに、思い描いてたのと違うなと感じるようになって。「あれ? ペンライトの海を見れるんじゃないんだ」「テレビに出るのって簡単じゃないんだ」とどんどん現実の厳しさを知りました。

吉川 私はやることすべてが初めてだったから、夢みたいな感覚がありました。MVを撮影するのも、その映像がYouTubeで公開されるのも、自分の歌が入った曲がCDになるのも、全部が夢のようで。「私、アイドルやってる! 芸能人だ!」と思えてうれしかったのを覚えています。でも、簡単にテレビに出れるようになるわけではなくて……。

吉川ひより

吉川ひより

坂井 “初めてのこと”が簡単には増えなくなったんだよね。

吉川 うん。それはつらかったですね。ただ、本当に初期の頃は「自分ってすごいかもしれない」という自信があふれていました(笑)。

坂井 「むてきのうた」(2016年6月発表のシングル曲)の「根拠も理由も なんにもないけど なんだってできそうな気分です」という歌詞の通り(笑)。

──「世界でいちばんアイドル」で歌われているような、王道アイドルとしての自覚や矜持が芽生えたのはいつ頃ですか?

辻野 覚悟というか、そういう意識が芽生えたのは……2021年に「すきっ!」がバズったときですかね。

坂井 え! それまでは王道アイドルとしての意識はなかった?(笑)

辻野 そもそも「アイドル」という肩書を自分たちからはあまり名乗っていなかったから。

坂井 確かに、そうだったね。

辻野 衣装が今みたいに派手でキラキラしたものになったのも、5年前に超ときめき♡宣伝部に改名して以降ですし、この4、5年で意識の面でもいろいろと変わったと思います。

辻野かなみ

辻野かなみ

杏ジュリア&菅田愛貴の変化

──杏ジュリアさんは2018年10月に加入し、現在7年目になります。当時と現在を比べて、アイドルという仕事に対する意識に変化はありますか?

 私は事務所に入ってすぐに加入したので、芸能活動の年数ととき宣としての活動の年数が同じで。初ステージでたくさんの人が手を振ってくれたときに「私、芸能人になったんだ」と感じました。でもそれ以外の瞬間で、自分がアイドルであることを強く意識したことは正直なくて、高校の担任の先生に「CDを出してるなんてすごいね」と言ってもらったときに「私は特別なお仕事をさせてもらっているんだ」と感じたくらいです。ただ、ライブにたくさんの方が来てくださったり、曲がバズったり、街中で自分たちを見る機会が増えたりして、だんだんとその意識が変わっていきました。

杏ジュリア

杏ジュリア

──その中でアイドル活動の厳しさを知った瞬間も?

 それで言うと、私は最初のレッスンからずっと現実に直面していました(笑)。キラキラしたアイドルになれるのかなという不安があって、加入して1年くらいは現実しか見えてなかったですね。当時はライブハウスでライブをしたりしていて、そのリハーサルなどで「大変だな」「もっとがんばらないと」と思うことがたくさんありました。だからこそ、ライブ会場がどんどん大きくなっていくたびにありがたみを感じましたし、それまではやりたくてもできなかったようなお仕事をいただけたりすると、ここまで乗り越えてきてよかったなと実感します。

──そして菅田愛貴さんは5年前の2020年4月、グループ名が超ときめき♡宣伝部になったのと同時にグループに加入しました。

菅田 とき宣の歴史の中で、私の加入前より加入後の期間のほうが長くなったことがすごくうれしいです。5年前に私を優しく迎え入れてくれた宣伝部員さんやメンバーに改めて感謝したいですし、ここからもっとたくさんの思い出を宣伝部員さんと作りたいです。

菅田愛貴

菅田愛貴

──とき宣が正統派のアイドルとして躍進できたのは、菅田さんの加入があってこそだと思います。

坂井 あきちゃんは最初からすごかったんですよ。誰よりも一生懸命ダンスを踊っていたし。そんな中でも、この5年間で歌がより進化したなと思います。しっかり声を出して、ハキハキと歌えるようになったのがすごいなって。

菅田 ありがとう。でも、ボイトレの先生からは「まだまだ」と言われているので、もっとがんばらなきゃと思っています!

「アイドルになってよかった」と感じる瞬間

──活動の中で、どんな瞬間に「アイドルになってよかった」と感じますか?

坂井 いっぱいあるけど、やっぱりライブですね。どんなに大変でも、ステージに立つと「がんばってきてよかった」と絶対に思えるんですよ。ステージに立たないという選択肢を持つことが想像できないです。宣伝部員のみんなが好きな気持ちを伝えて応援してくれる。こんなに幸せな空間ってほかにはないんじゃないかなと思います。それこそ、結成当初に思い描いていた景色を最近はたくさん見れるようになったので、10年続けてきてよかったなと実感します。

小泉 さいたまスーパーアリーナでは特にそういう気持ちになりました。終演後に「ガチ満員だった!」という話をスタッフさんと何度もしました。

辻野 ライブなどを通してファンの方の応援を直に感じられるのと同時に、テレビやラジオ、CMなど幅広くいろんな挑戦をしていけるのが楽しいですし、そこがアイドルのよさなのかなと思っています。いろんな瞬間に「アイドルになってよかった」と感じます。

──最近は企業とのタイアップの仕事など、“宣伝部”としての活動も増えていますね。

辻野 この名前でよかったって、今やっと感じています。正直、昔は「なんで宣伝部なんだろう……?」と思っていました(笑)。

小泉 「やっと」って言わないで(笑)。きっとスタッフさんは今の状況を見据えていたんだよ。

超ときめき♡宣伝部

超ときめき♡宣伝部

──最後に、7月から9月にかけて開催される全国ツアー「超ときめき♡宣伝部のきみのハートにロックオンTOUR 2025 ~10th Anniversary~」のお話を。セミファイナルが横浜アリーナ、ファイナルが大阪城ホールという大規模なツアーです。

小泉 すごいですよね。

坂井 今年2月に大阪城ホールのステージに一度立ったんですよ。

──2月8日に開催された「LIVE SDD 2025」に出演したときですね。

 はい。すごく大きな会場だなと感じました。

坂井 そのときに、ここでとき宣の単独ライブをやりたいと思ったんです。

小泉 あの会場で単独でライブができることがうれしいし、ツアーファイナルを関西で迎えられることもすごいことだなと感じています。絶対に満員にしたいですね。ガチ満員に。

 横アリもリベンジしたいです! 去年の1月にワンマンライブを開催したときは、残念ながら満員にできなかったので。

坂井 まさに“セツナリベンジ”です。

菅田 私たちにまたチャンスをくださったスタッフさんに感謝したいです。

小泉 ガチ満員ツアーにします!

超ときめき♡宣伝部

超ときめき♡宣伝部

  • 2025年7月12日(土)和歌山県 和歌山県民文化会館
  • 2025年7月13日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
  • 2025年7月20日(日)東京都 NHKホール
  • 2025年8月3日(日)滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
  • 2025年8月10日(日)福岡県 福岡市民ホール 大ホール
  • 2025年8月16日(土)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
  • 2025年8月17日(日)埼玉県 大宮ソニックシティ 大ホール
  • 2025年8月24日(日)宮城県 仙台サンプラザホール
  • 2025年8月30日(土)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
  • 2025年9月6日(土)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
  • 2025年9月7日(日)愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
  • 2025年9月13日(土)大阪府グランキューブ大阪
  • 2025年9月23日(火・祝)神奈川県 横浜アリーナ
  • 2025年9月28日(日)大阪府 大阪城ホール

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