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大気汚染は人間にとって最も深刻な健康リスクだと指摘されており、空気の質が悪化すると自殺率が上昇するという研究結果や、大気汚染は知能を低下させるという研究結果も報告されています。そんな大気汚染を改善するため、自動車を排除して自転車を推進する計画を進めてきたフランスのパリでは、過去20年間で空気が劇的にきれいになったと報告されています。
La pollution de l’air en baisse en 2024 en Île-de-France, avec encore des impacts importants sur notre santé | Airparif
https://www.airparif.fr/actualite/2025/la-pollution-de-lair-en-baisse-en-2024-en-ile-de-france-avec-encore-des-impacts
After Paris curbed cars, air pollution maps reveal a dramatic change – The Washington Post
https://www.washingtonpost.com/climate-solutions/2025/04/12/air-pollution-paris-health-cars/
パリでは2014年に就任したアンヌ・イダルゴ市長の下、自動車の通行量を減らして自転車利用を推進するための改革が行われてきました。車道を減らして自転車専用レーンに置き換えたり、5万台もの駐車スペースを削減したり、緑地を増やしたりする大規模な改革により、パリでは自転車ユーザーの割合が大きく増加したとのこと。
パリの都市計画機関であるParis Région Instituteの調査によると、2022年から2023年にかけてパリ市内で行われた移動のうち11.2%が自転車であり、自動車は4.3%にとどまったとのこと。イダルゴ市長の改革や自転車ユーザーの増加については、以下の記事を読むとよくわかります。
自転車推進計画が進むパリでは移動手段のシェアで自転車が自動車を上回っている – GIGAZINE
パリを中心としたイル=ド=フランス地域圏の大気質を監視する団体のAirparifは、2025年4月9日に発表したレポートで、2005年と比較して微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が55%、二酸化窒素(NO2)の濃度が50%も減少したと報告しました。PM2.5とNO2はいずれも、健康に悪影響を及ぼす物質として規制されています。
以下のマップは、2007年・2014年・2023年のパリにおける平均PM2.5濃度をそれぞれ示したものであり、色が赤いほど濃度が高いことを表しています。2007年のマップに記されているのは、「Eiffel Tower(エッフェル塔)」と「Notre-Dame(ノートルダム大聖堂)」の位置です。2007年のマップでは全体的にPM2.5濃度が高くなっていますが、次第にPM2.5濃度が減少していき、2023年のマップではパリ中心部の道沿いでもかなりPM2.5濃度が低くなっています。
2007年・2010年・2015年・2017年・2020年・2024年それぞれのパリの平均NO2濃度を示したマップが以下。やはり大きな道沿いを中心に濃度が高くなっていますが、年々汚染は軽減されていき、2024年には広い地域で緑色にマッピングされるほどになりました。
これらの大きな変化は、野心的な政策立案が大都市の健康状態を直接改善できることを示しています。イダルゴ市長の提案に対しては、右派の政治家や自動車オーナーの団体、郊外の通勤者を中心に反発もありますが、パリ市民は2025年3月の住民投票で、さらに500本の道路で自動車の進入を禁止することに賛成しました。
パリのソルボンヌ大学で持続可能な都市について研究しており、パリ市のアドバイザーを務めた経験もあるカルロス・モレノ准教授は日刊紙のワシントン・ポストに対し、パリは「幸福に基づく都市政策」を発展させたと評価しました。
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