総務省、携帯電話の偽基地局に注意喚起。フィッシング狙うSMSなど確認 – PC Watch

　総務省は5月2日、都内など一部の都市にて、不法無線局の疑いがある無線機器(いわゆる偽基地局)により、スマートフォンや携帯電話への混信事案が発生しているとして、注意喚起を行なった。

　同省では、偽基地局からの混信により、携帯電話が圏外となったり、フィッシング詐欺など不審なSMSを受信したりするといった事象が発生していると説明。フィッシング詐欺は昨今手口が巧妙化しており、怪しいSMSなどのリンクをクリックしたり、個人情報を入力したりしないよう、注意を促している。

　偽基地局に関しては4月中旬頃から、都市部などで正規の基地局を装った違法な電波が確認され、携帯電話の通信サービスに影響を与えているとの報告がSNS上で話題となっていた。これに対し、4月15日の総務大臣記者会見では、SNS上での投稿内容の真偽や具体的な内容に対しては言及しなかったものの、携帯電話サービスへの混信事案は発生を把握しており、関係機関と連携して対応にあたっていると説明していた。