スマートフォンは、本体を守るために、ケース、カバーと呼ばれる製品を付けて使うという人が多いでしょう。特にiPhoneは、サードパーティ製ケースが多く販売されていることもあり、機種変更をしたら、まず自分が気に入ったデザイン、使いやすいデザインのケースを探すという人もいるはずです。
ケースには、背面のみを保護するものや、四辺を保護するものに加え、手帳型と呼ばれる、背面から全面までを保護するものがあります。今回試したのが、この手帳型のデザインで、素材に本革を使用している「Itoya 本革手帳型ケース」です。
本製品は、NTTドコモと伊東屋が共同開発したiPhoneケース。iPhone 12シリーズ以降の、MagSafeを搭載したモデルで利用できます。ドコモオンラインストアでの販売価格は、6985円となります。ちなみに、伊東屋で購入する場合は、名前を入れることもできるそうです。
本革素材は、やわらかい手触りながら、パリッとしたハリ感があり、いい意味で、iPhoneケースらしくない上品さを感じます。財布や名刺入れに革製品を使っている人は、統一感も出るので、ビジネスシーンで使うのもおすすめです。
手帳型ケースの特性上、どうしても厚みが出てしまいますが、スーツの内ポケットなどであれば、ギリギリ入るかなというサイズ感です。
今は使い始めてからあまり時間が経っていない状態なので、パリっとした革のままという印象ですが、本革素材は、使い続けていくことで、やわらかく、色味も“育って”いくのが特徴。長く愛用することで、自分専用のアイテムになっていくのも魅力です。
iPhone本体は、MagSafeで取り付けるようになっているため、着脱が簡単です。本体サイズとほぼ同じケースを付けると、取り外しが面倒で、外す際にiPhoneを傷つけるリスクもあるので、屋外に持ち出すときだけケースを付けたいといったニーズにもぴったりです。ただし、装着したまま、MagSafe充電器は使えないのが、少し残念なポイントです。
iPhoneを使わないシーンでは、前面がマグネットで固定されるため、安定してディスプレイを保護できます。逆にiPhoneを使う場合は、前面を後ろ側まで回して、マグネットで固定することもできます。
手帳型ケースの魅力は、本体の全面が保護できるのに加え、クレジットカードといった小物を収納できる点もあります。Itoya 本革手帳型ケースの場合には、背面に1枚のカードをしまえるポケットがあります。
内側には、駐車券や電車の切符などをしまえる、小さい仮置きポケットと、カードの収納もできる大ポケットが1つずつあります。
また、内側上部には、メモ用紙などが挟める、マグネット式のクリップが搭載されています。ちょっとした手書きメモをスマートフォンと一緒に持ち運べるので、意外と活躍するシーンは多くあります。
iPhoneケースは、安いものだと数百円から手に入りますが、日常的に使う、相棒的なアイテムとして、所有欲を満たす本革ケースはぴったりだと感じています。本革素材を使ったケースとしては、特段高価というわけでもないので、手帳型ケース派の人は、要チェックのアイテムです。
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