デスクワークで腰や首の痛みに悩まされていませんか? 長時間パソコンに向かっていると、どうしても姿勢が崩れてきて、夕方には背中が丸まってしまうという方も多いのではないでしょうか。
何を隠そう、私もその一人。1日中パソコンに向かうライター稼業で、腰痛とは古い友人(?)のような関係でした。
以下はそんな私が、身体のつくりに沿った設計で腰椎の自然なカーブを維持するという「Knowbody ErgoChair」を1週間じっくり使ってみた体験談になります。独自の3分割座面からかゆいところに手が届く調整機能まで、このチェアが私の作業環境と身体にどんな変化をもたらしたか、詳しくお伝えします。
腰痛持ちデスクワーカーの相棒になるか?ファーストインプレッションと変化

正直なところ、最初に「Knowbody ErgoChair」に座ったときの印象は「うん、まあ普通のオフィスチェア…かな」でした。でも、それは早計。使い続けるうちに、じわじわとこのチェアの良さがわかってきたんです。
特に「おっ」と思ったのが、3つに分かれた座面の構造。これまでのチェアだと、気づかないうちにお尻が前に滑って骨盤が後ろに倒れ、結果的に腰に負担がかかる…なんてことがよくありました。これは、だらしない座り方をチェアが助長しているような状況。でも、このチェアに関しては、座面がしっかり骨盤を支えてくれる感じで、自然と背筋が伸びるんです。
使い始めて数時間経った頃、「あれ? いつもより腰が楽かも」と感じるように。
そして、1週間が経った今では、作業を終えた後の「あー疲れた」という感覚が軽減しました。
まるでオーダーメイド?身体に合わせる調整機能

人の体型は本当にさまざま。だから、どんなに良いチェアでも、調整機能が乏しいと宝の持ち腐れになりかねません。その点、「Knowbody ErgoChair」は「ここまで調整できるんだ!」と感心するほど機能が豊富でした。
座面の高さ調整(111〜117.5cm)は基本として、座面を前後にスライドできる機能が便利。太ももの長さに合わせてピッタリの位置にできるので、「座面が浅すぎる/深すぎる」というプチストレスがありません。
また肘掛けに関しては、前後の位置から角度まで自由自在に動かせます。資料を読むのに集中したいとき、ちょっとリラックスして動画を観たいときなど、作業内容に合わせてベストポジションをサッとつくれるのは、想像以上に快適でした。

そして特に感動したのは、背もたれの反発具合が4段階の調整で細かく設定できる点。背筋を伸ばすときのサポート感を、ピンポイントで好みに合わせられるんです。このオーダーメイドのようなサポートが、日々のデスクワークの負担を軽くしてくれました。

ヘッドレストも高さと角度を調整可能。重い頭をしっかり支えてくれるので、首や肩への負担が減るのを実感しました。長時間の作業でも、首周りのコリが軽減されたのは嬉しい変化です。
リクライニングも90~150°まで4段階で調整でき、集中モードとリラックスモードの切り替えもスムーズ。「ちょっと一息」が、本当に気持ちいい休憩になります。
長時間でも快適!素材と設計のこだわり

座り心地を左右する、もう1つの大切な要素が素材と設計。「Knowbody ErgoChair」の座面クッションは60mmと十分な厚みがあり、お尻が痛くなるのを防いでくれます。
また、長時間座っていると気になるのが「蒸れ」ですが、通気性の良い設計になっているおかげで、特に夏場や暖房の効いた部屋でもサラッと快適なのは助かります。
背もたれには、特殊なメッシュ素材が使われています。ハンモックのように身体を優しく受け止めつつ、適度な反発力でしっかりと支えてくれる感覚です。

使っていて「なるほど」と思ったのが、座面前部が固定されている点。座面の奥側(お尻側)は身体の動きに合わせて柔軟に動くのですが、前部は固定されているため、姿勢が崩れそうになっても、チェアがしっかり安定感を保ってくれるんです。これによって、無意識のうちに良い姿勢がキープされやすくなっている気がします。
1週間使ってみて。「座るだけ」で姿勢は変わる?

さて、1週間使ってみての率直な感想です。一番驚いたのは、「意識しなくても、自然と姿勢が整う」感覚があること。もちろん、完全に意識ゼロで完璧な姿勢が保てるわけではありませんが、チェア自体が正しい姿勢に導いてくれる感じがあります。集中して作業に没頭していると、つい姿勢のことを忘れがちですが、このチェアだと気づいたときの姿勢の崩れ方が、以前より小さくなったように思います。
キャスターが静かなのも、地味ながら高ポイント。フローリングの部屋で深夜に作業していても、チェアを動かす音が気になりません。フレームには軽量な特殊ナイロン素材が使われていて、見た目より軽いので、移動や掃除が楽なのも良いですね。
今回試したProモデルのほかに、お手軽な価格帯で入手できるLiteモデルも用意されています。毎日使うものだからこそ、自分の身体に合った良いものを選びたい、という方、以下より「Knowbody ErgoChair」の詳細、チェックしてみてください。
>>特許取得36年の技術力!骨格、体重に合わせて動く【人間工学パーソナライズチェア】
Photo: 山田洋路
Source: CoSTORY