USBメモリーのコネクター形状は、かつてはType-A仕様が当たり前だったが、最近はType-C仕様の製品も増えている。パソコンに搭載されるUSBポートがUSB Type-Cに移り変わってきたという事情に加え、USBメモリーがスマホやタブレットで使われるケースが増えたことも影響しているのだろう。

製品本体。全長はわずかに3cmほど。USB Type-Cコネクター側はキャップで覆われている

 今回紹介するロジテックの「LMC-LCA128UAC」は、USB Type-AコネクターとUSB Type-Cコネクターの両方を備えたUSBメモリーだ。デバイスのポート形状がどちらであっても利用でき、またパソコンとスマホ・タブレット間のデータのやり取りにも活用できる便利アイテムだ。

 そんな本製品の特徴はボディの小ささ。ボディの両側に形状の異なるコネクターを備えたUSBメモリーはそれほど珍しくもないが、本製品は胴体部分とUSB Type-Aコネクターがほぼ一体化しているため、見た目にはUSB Type-AコネクターとUSB Type-Cコネクターが直接つながっているように見えるのが面白い。

横から見たところ。ボディに相当する部分が見当たらない

USB Type-AコネクターとUSB Type-Cコネクターが背中合わせに連結されたような構造

 こうした製品は、記憶領域にmicroSDを使用していることでサイズの小型化と低コスト化を両立していることが多く、本製品もおそらくそうしたタイプの製品と推測される。

 とはいえUSB 3.2 Gen1対応で、ベンチマークでも速度はそこそこ出ているので、大容量データをまとめて移動させる用途はともかく、オフィス文書や写真などの細かいデータを移動させるような用途であれば十分快適に使える。

CrystalDiskMark 8によるベンチマーク結果(USB Type-C側)。USB 3.2 Gen1対応で、超高速ではないものの実用的に使えるレベル

こちらはUSB Type-A側。USB Type-C側と比べて速度に大きな違いはない

 USB Type-Cコネクターにはキャップをはめ込む仕様で、Type-C側を使用する時は外したキャップが反対側に挿せるわけでもなく宙ぶらりんになること、ボディが樹脂で覆われていないためパソコンの発熱がダイレクトに伝わり表面がかなり熱くなることなど、気になる点はちょくちょくあるが、コンパクトさとコスパのよさは捨てがたい。

iPad miniで使用中。装着したままでも邪魔になりにくい

パソコンで使用中。接続先に合わせてUSB Type-AとUSB Type-Cのどちらでも使える

抜く時は根元をつまむようにしないとキャップだけが抜けるので要注意

 パソコンやスマホ、タブレットなどデバイスを問わず使える万能USBメモリーとしておすすめできる製品だ。

製品名 発売元 実売価格
LMC-LCA128UAC ロジテックINAソリューションズ 3116円



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