先日、朝7時20分成田空港発のフライトを利用しました。近年筆者は、成田空港発着のLCCを利用する機会が多いのですが、通常は午後便を利用していて、成田空港へのアクセスも自宅から便利の良い成田エクスプレスを利用することがほとんどです。
しかし、朝7時20分発のフライトに間に合うように成田空港に到着するには、日暮里発5時45分の京成スカイライナーを利用するしかないことがわかって、久しぶりにスカイライナーを利用することになりました。
以前、スカイライナーをよく使っていたときには、インターネット予約サービスを使っていましたので、今回もそちらを利用しようかと思っていたのですが、そういえば先日から顔認証で乗車するサービスを始めてたなあと思い出して、どうせならとそちらを使ってみることにしました。
この、顔認証でスカイライナーに乗車できるサービスは「Sky liner e-ticket Face Check in Go」という名称で、2025年1月24日より実施しています。あらかじめ専用Webサイト「Skyliner e-ticket」でチケットを予約購入するとともに、顔情報を登録することで、顔認証だけで改札を通過してスカイライナーに乗車できます。
しかも、通常片道2580円のところ、2310円と270円お得にチケットを購入できる点も嬉しいところです。
というわけで、フライトの2日前にSkyliner e-ticketでチケットを購入。そして、購入後にSkyliner e-ticketで顔情報を登録します。顔情報の登録はPCでもできますが、もちろんスマホを使った方が簡単なので、今回はスマホで行いました。
撮影時には、マスク、サングラス、帽子を外してカメラ目線で撮影するようにとの指示がありますが、特に難しいことはないでしょう。実際、顔情報の登録は簡単に行えました。
あとは、乗車駅で、顔認証に対応する改札を通過するだけです。日暮里駅では、JRとの乗り換え改札口ではなく、京成線の北改札口にのみ顔認証対応改札を設置していますので、JRの改札口からいったん外に出て、京成線の北改札口へ向かいました。
顔認証対応改札は、3台ある自動改札機のうち1台だけでした。改札機の横に、iPadと思われるタブレットが設置されていますので、そこに近付きます。すると、ほぼ一瞬で認証が完了しました。
あとは、改札を通過して、改札の先に設置しているプリンターで印刷される乗車券を受け取って乗車するだけです。思っていた以上に簡単かつスムーズで、なかなか便利に感じました。
ただ、気になる点もあります。まず、Skyliner e-ticketでの予約では、事前に座席指定ができません。座席は、顔認証を行ったタイミングで自動的に割り振られますので、それまでどこに座ることになるのかわかりません。スカイライナーのインターネット予約サービスでは事前に座席指定ができますし、顔認証を利用する場合でも、できれば事前の座席指定ができるとありがたいと感じます。
また、せっかく予約や決済をオンラインで行って、顔認証で改札を通過できるのに、結局紙の乗車券が印刷されるというのも、ちょっと気になりました。
下車時には、印刷された乗車券を駅員に渡して改札を通過しますが、下車時の改札通過も顔認証にすれば完全ペーバーレスを実現できると思いますので、そこはもう少し頑張ってもらいたかったな、と思いました。
それでも、なかなか便利ですし、運賃もお得なので、次回またスカイライナーに乗る機会があれば使ってみたいと思います。
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