セガの未発売ハード「Sega Neptune」の再現に挑むDVIZIX氏が,FPS「DOOM」とコラボしたという設定の筐体を自作し,Xアカウントで写真を公開した。漆黒のボディにドゥームスレイヤーの紋章が入ったデザインで,2025年5月中には関連資料を公開するとしている。
With so much love shown for #DOOM in the #32X #Modding community I present the demonic #SEGA #Neptune fan tribute! Get ready to Rip and Tear through your favorite games #Megadrive #Genesis #SegaCD #3DPrinting #DarkAges pic.twitter.com/d7mI10F60p
— DVIZIX (@dvizix) April 30, 2025
Sega Neptuneは,セガが1995年頃の発売を予定していたゲーム機だ。「Genesis」(海外版メガドライブ)と,周辺機器「スーパー32X」を1つにまとめたもので,雑誌に写真が掲載されたりしたが,市場が次世代ゲーム機に移ったことや,価格面などから発売が見合わせられた。
![]() |
![]() |
![]() |
そんなSega Neptuneを,当時の資料を基に3Dプリンタで筐体を再現し,Genesisとスーパー32Xが動く基板を設計したうえで幻のSega Neptuneを実体化しようというプロジェクトが複数,動いている。
DVIZIX氏は筐体の再現に力を入れており,1月17日に掲載した記事でお伝えしたように,公開された動画が大きな話題を呼んだ。
海外の技術者がセガの未発売ハード「Sega Neptune」を再現。実際にGenesis/スーパー32X/マスターシステムのカートリッジも動作
海外の技術者がセガの未発売ハード「Sega Neptune」を再現。実際に動作する基板を作成し,当時の資料をもとに作った筐体に収めた動画も公開され,話題を呼んでいる。現存するのがプロトタイプのみというSega Neptuneが,2025年に実体化したと言えるだろう。
DVIZIX氏が新たに制作したのが,今回のコラボモデルだ。2016年にリブートシリーズがスタートした「DOOM」は,主人公の「ドゥームスレイヤー」が地獄から現れる悪魔と血みどろの戦いを繰り広げるというFPSで,5月15日には最新作「DOOM: The Dark Ages」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)の発売が予定されている。もし,Sega Neptuneが発売されたなら,コラボには絶好のタイミングといえそうだ。
上記のように,筐体にドゥームスレイヤーの紋章と「DOOM」のロゴが入っており,6ボタンパッドにもロゴが入り, [X][Y][Z]ボタンは血のような赤色と,見ているだけでテンションが上がる。この本体とパッドでスーパー32X版の「DOOM」を遊ぶのも楽しそうだ。
![]() |
![]() |
![]() |
未発売に終わった幻のゲーム機を再現するパワーもさることながら,新しいゲームとのコラボモデルを作るという発想も面白い。DVIZIX氏が公開を予定している「関連資料」を含め,今後の展開にも注目したい。
![]() |
Views: 0