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4月10日に行われたKDDIの松田浩路氏の社長就任会見。第1部終了後、松田社長が当初から手がけてきた「au Starlink Direct」が同日から開始すると発表があった。
au Starlink DirectはスペースXによる低軌道衛星「Starlink」を使った通信サービスだ。これまで専用の大きなアンテナが必要であったが、au Starlink Directは衛星とスマートフォンの直接通信を実現する。サービス開始当初はテキストメッセージやGoogleメッセージアプリ上で会話する「Gemini」、位置情報の共有などに留まるが、今年の夏以降はデータ通信も提供する。
対応するスマートフォンは50機種、約600万台となっている。
au回線を使っているiPhone14シリーズ以降のiPhoneでは、9日の晩あたりからキャリアアップデートが配信されていたようだ。設定アプリの「モバイル通信」、au回線を選ぶと「衛星通信」という項目が自動的にオンになっているのだ。実際、自分のiPhone 16 Proにも「衛星通信」という項目が現れていた。
つまり、今すぐにでも手元にある「iPhone 16 Pro」でStarlinkと直接通信できてしまうというわけだ。
10日夜は用事があって身動きが取れなかったが、夜が明けた11日朝、いても立ってもいられず、「圏外」を求めてクルマを走らせることにした。
といっても、人口カバー率99.9%を超えるauネットワーク。圏外を探すのは困難かと思われた。エリアマップをあれこれ見ていると、実家のある「東京都あきる野市」に圏外になっていると思われる場所を発見した。JR武蔵五日市駅からさらに西に向かった「あきる野市養沢」、都道201号を山奥に進んでいくと「圏外」になる場所を発見。グーグルマップで調べると、ちょうど圏外のところに「柿平園地便所」という公衆トイレがあることがわかったので、ここを目指すことにした。
ただ、せっかく、圏外でStarlinkにつなぐのだから、「iPhone 16 Pro」だけではもったいない。そこでレビュー用に借りていたグーグル「Pixel 9a」も持って行くことにした。ただ、「Pixel 9a」にau回線は入っていない。出発前、au オンラインショップで新規契約を行い、eSIMを発行。道中のコンビニ駐車場で設定し、あきる野市養沢に向かった。
自宅から約70キロ、2時間弱のドライブをすると、柿平園地便所に近づいてきた。しかし、途中、アンテナピクトが1本になり、いよいよ圏外になるかと思ったが、意外としぶとく4Gとしてつながり続ける。
ようやく「圏外」になったのは柿平園地便所の100mぐらい手間であった。ちょうど、クルマを停車できるスペースがあったので、2台のスマホを持ってクルマを降りた。
すぐにStarlinkにつながってくれるかと思いきや、待てど暮らせどStarlinkの表示がでない。iPhoneの方は衛星のアイコンが表示されたが、これはアップルが提供する、衛星経由で緊急通報ができるサービスだ。
道路の周りは杉が生い茂っているため、衛星からの電波をつかみにくいのかもしれない。とりあえず、比較的、空が広く見える場所にスマホを置き、じっと待つことにした。
しばらくするとPixel 9aのキャリア表示が圏外から「Space X-au」という表記に切り替わった。慌ててRCSでのGeminiに「山中にある便所にトイレットペーパーがないんだけど、どうしたらいい?」と送ってみたが、うまく送信できなかった。
再送信を試みようとモタモタしていたら、あっという間にSpace X-auの表記が消えた。どうやら、衛星と直接つながっても、継続的に通信ができるというわけではないようだ。
その後、数分間、スマホを地面に放置して待っていたら、またもSpace X-auの表示が出た。今度はメッセージアプリでiPhoneの電話番号にメッセージを送ってみたが失敗。そうこうしているうちにSpace X-auの表記が消えた。
またも数分待ち、Space X-auが出た瞬間にメッセージアプリを立ち上げ、同じ番号に送ったところ、なんとかエラーメッセージが表示されることなく、送信ができた。しかし、iPhone側が「圏外」であるため、受信して確認するというわけにはいかなった。
その後、30分ほど、あちこち歩いて、衛星からの電波が届きそうなところを探したが、あまり状況は変わらず。Pixel 9aは数分間隔で接続でき、メッセージも送れたが、iPhoneは全くつながらないという状態が続いた。状況が改善しそうにないので、iPhoneでの通信は諦めることにした。
クルマに乗って、2分ほど下山していくと、CarPlayでつながっているクルマのモニターに表示されているau回線が「圏外」から「衛星」に切り替わった。まさにiPhoneがStarlinkにつながった瞬間であった。ちょうど、クルマを止められるほど広い道だったので、ハザードを止めて停車。メッセージを送ろうとしたところ、またも「圏外」になってしまった。しかし、これまた数分待ったところ、再度、「衛星」という表示になった。すぐにiMessageを立ち上げ、家族に送信。ちゃんと届いたようだった。
専用アンテナ向けのStarlinkは7000基弱という数の衛星が飛んでいるが、スマートフォンと直接通信ができる衛星は600機ほどとなっている。今後、この数が増えれば、通信できる時間も延び、慌てずにメッセージのやりとりが行えるようになるのではないだろうか。