誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!
感性

「生活水準」ではなくて
「感性水準」だと思うアテクシ。
高級品に囲まれても、
毎日退屈そうにしている人もいる。
下宿生活している学生でも、
インテリアに一工夫したり、
限られた食材で料理を楽しんだりする人もいる。
つまり豊かさは与えられるものではなくて、
構成するもの。
物質的な豊かさ=幸せとは限らない
高級な家具やブランド品に囲まれた生活をしている人が、必ずしも幸せそうとは限りません。一方で、限られた空間や予算の中でも、自分なりに工夫して楽しんでいる人もいます。
この違いを生むのが、「感性水準」。つまり、どれだけ自分の暮らしを豊かに感じ取れるかという力です。
豊かさは自分の手で創り出せる
「もっといいものがあれば幸せになれる」と思いがちですが、豊かさは外から与えられるものではありません。
例えば、下宿生活をしている学生でも、インテリアに工夫を凝らしたり、限られた食材で創意工夫しながら料理を楽しんだりすることで、日々の生活に彩りを加えることができます。
これは、お金の有無に関係なく、自分の感性次第で日常を楽しめるということです。
幸せを感じる力を鍛えよう
私たちは、どうしても「もっと欲しい」「もっと良い環境が必要」と考えてしまいがちです。しかし、本当に大切なのは「今あるものをどう楽しむか」。
身の回りの小さな工夫や気づきが、日常に豊かさをもたらします。
「感性水準」を上げる生き方を
生活水準を上げることよりも、感性水準を上げることを意識してみましょう。目の前の小さな幸せを見つける力があれば、どんな環境でも豊かに生きることができます。
豊かさは、あなた自身が構成するものなのです。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。