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【エンタメGO】B級映画の皮をかぶった怪作「きさらぎ駅」がおもしろい – AV Watch


「きさらぎ駅」公式サイトより
(C)2022「きさらぎ駅」製作委員会

大学生になった娘がリビングのテレビで映画を観ていたのでなんとなく一緒に観たところ、あまりにも面白くてはまってしまった。それが、2022年8月に公開された映画「きさらぎ駅」だ。好き嫌いが分かれる映画ではあるが、個人的にはかなり好みだったので、ご紹介したい。現在は、Amazon PrimeやU-NEXTなど、各動画配信サービスで視聴できる。

「きさらぎ駅」は、インターネット上で広く知られる都市伝説を原案にしたホラー映画だ。2004年、匿名掲示板のオカルト板スレッドに投稿された「はすみ」という女性の書き込みをきっかけに拡散し、たびたび話題になり、2022年に映画化された。

「知らない駅に降り立ってしまった」という不条理な体験談は、多くの人の興味と想像力をかき立て、当時インターネット上で大きな話題となったという。しかし、私はその当時の盛り上がりを知らず、この都市伝説を知ったのは映画を観たのがきっかけだった。

FPSゲームのような描写で独特の世界観を楽しめる

大学で民俗学を学ぶ女子大生・堤春奈(恒松祐里)は、卒業論文の題材として都市伝説「きさらぎ駅」の謎を追い始める。ネット上で話題となった書き込みの投稿者“はすみ”とされる葉山純子(佐藤江梨子)に接触し、話を聞くうちに、存在しない駅「きさらぎ駅」へたどり着くための手がかりをつかむ。

その後、春奈自身が実際に異世界に迷い込んでしまい、不可解で不穏な出来事に巻き込まれていく。物語は、彼女がどのようにしてその世界に入ったのか、そしてどうすればそこから抜け出せるのかという謎を軸に展開する。都市伝説の持つ不確かさとリアルな恐怖が交錯する、ミステリー要素の強いストーリーとなっている。

恒松祐里主演『きさらぎ駅』予告映像(2022年の予告映像)

駅の描写や電車内の静けさ、人気のない風景が織りなす“空白”のような空間が独特の緊張感を生み出している。また、映像はFPSゲームのような体験型の構成で、一人称視点が多く用いられている。画面に映るのは、視界に入るものだけ。自分の手や持ち物が視界の端にちらりと映るたびに、まるで本当に自分がその場にいるかのような没入感が生まれる。

要所にはホラー映画に欠かせないジャンプスケア(ビックリ演出)も盛り込まれており、不意に驚かされる場面がいくつもある。ただ、そういったホラーにありがちな怖がらせる演出よりも、物語が進むにつれて「この先に何が待っているのか」というドキドキ感のほうが楽しめた。中盤からは、まるでゲームの“攻略パート”のような展開もあり、ワクワクしながら気づけばラストまで一気に観てしまった。

残酷なシーンもあるものの、現実離れしているので本格ホラーのようなグロさは感じない。むしろ、クセの強い登場人物たちのおかげで、怖いのに思わず笑ってしまう場面もあるくらい。ホラーが苦手な人でも、サスペンス系が平気ならきっと楽しめるだろう。

気軽に観られてワイワイ語れる! GWにぴったりの映画

総じて『きさらぎ駅』は、限られた予算の中で制作された良作だと感じる。B級映画の雰囲気が強く漂っているが、それを単なるB級映画として片付けてしまうのはもったいない。

観終わったあと、細かな描写が気になって「あれって何だったの?」とつい考察したくなる。一人でじっくり味わうのもいいが、友人たちと集まってワイワイ語り合いながら観るのも楽しそう。匿名掲示板の存在を知らない大学生の娘も「めちゃくちゃおもしろかった!」と絶賛していた。GWに集まって、ポップコーンを片手にみんなで鑑賞する映画としてもぴったりの一本だ。

なお、「きさらぎ駅」は、続編となる「きさらぎ駅 Re:」が2025年6月13日に公開される予定だ。すでにYouTubeでは予告映像が公開されており、前作以上の衝撃が期待されている。ハマる人はハマる世界観なので、気になった方は一度動画配信サービスで観てみてほしい。

前作『きさらぎ駅』以上の衝撃を期待させる予告編!映画『きさらぎ駅 Re:』劇場予告編



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