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4月23日から『オーバーウォッチ 2』に新ゲームモード”スタジアム“が配信されます。Blizzard Entertainmentから先行アクセス権をいただいた筆者は、この4日間、睡眠時間を削ってでもプレイし続けるほどハマってしまいました。
本稿では9年間オーバーウォッチから逃げ続けた男が、たった一つのゲームモードで陥落した様をお届けします。
“スタジアム”モードの基本要素

“スタジアム”はクイックプレイとライバルマッチに続く、新たな第3のゲームモードです。イベント限定ではなく常設されます。大きな特徴は3人称視点が選べるようになり、お気に入りのヒーローのスキンを常に眺めながら、広い視点でプレイできます。

ゲームルールは、4ラウンド先取の最大7ラウンド制で専用にカスタマイズされた既存のルールを交互にプレイしていきます。

「スタジアム」にはまず17人のヒーローが用意されていてタンク1人、ダメージ2人、サポート2人で固定された5人編成の2チームで戦います。
ヒーローを強化する”アイテム”と”パワー”

「スタジアム」最大の特徴は、ラウンドごとにヒーローを強化できるシステムです。強化には主に2つの要素があります。
アイテム

アイテムは「キャッシュ」で購入できる強化オプションです。「武器」「アビリティ」「サバイバル(耐久力)」という3つのカテゴリがあり、これらを通じてヒーローを様々な面で強化できます。
アイテムのレアリティには「コモン」「レア」「エピック」の3段階があり、レアリティが高いほど効果は強力になりますが、その分価格も高くなります。購入したアイテムは同じ価格で売却することもできるため、戦略的な入れ替えも可能です。
同時に装備できるアイテムは最大6つまでという制限があります。また、一部のレア・エピックアイテムは特定のヒーロー専用となっており、例えばオリーサ専用の「ヘリコプター・ブレード」を装備すると、「ジャベリン・スピン」使用時に短距離飛行が可能になるといった特殊な効果を得ることができます。

パワー
特定ラウンド(1、3、5、7ラウンド開始時)に無料で装備できる強化オプション。特別なパッシブ効果、能力変化、新アビリティなどをヒーローに付与し、プレイスタイルを大きく変えます。一度装備すると解除できません。
例:キリコの分身作成、ジュノのトーピード2回使用など。

初心者向けに各ヒーローには2つのスターター・ビルドが用意されています。何を選べばいいか迷ったら参考にしてみましょう。トレーニングモードでスタジアム版も用意されているので、各アイテムを確認することも大切です。
活躍してキャッシュを稼げ!

アイテムは各ラウンド開始前に”アーマリー”画面でカスタマイズできます。第1ラウンド開始前に3,500キャッシュが配られ、ラウンド中にダメージ、サポート、キル、アシストなどで稼げます。各ラウンド終了時には両チームから最も活躍した1名ずつがMVPとして1,000キャッシュのボーナスを獲得します。

活躍しているプレイヤーは賞金首となり、倒すとバウンティボーナスで大量のキャッシュを獲得できます。劣勢チームはキャッシュ獲得量にブーストがかかるため追い上げやすくなっています。

なお、最初の3ラウンドを先取したうえで相手チームと総キャッシュが15,000差あるとコールドゲーム扱いになり、意外と早くマッチが終わることもあります。
休暇を取って先行プレイ開幕日を待っていた!

筆者の感想を率直に言うと、これは神ゲーです。『オーバーウォッチ』リリースから約9年、今更ハマるとは想定外の大事件でした。
FPS好きな筆者ですが、これまでの『オーバーウォッチ 2』のコアモードは刺さりませんでした。スタジアムが面白いのは、キャラ性能がラウンドごとに劇的に変化していく点と、目まぐるしく変わるテンポのよいゲーム展開です。

実は筆者が過去に『オーバーウォッチ』にハマりそうだった瞬間が二度あります。一度目は2019年の『オーバーウォッチ 2』発表時にプレイできた幻のPvEモード。このモードもプレイするごとに新アビリティを選択できる、現在の”パーク”システムや”スタジアム”に近い仕組みでした。スタジアムをプレイすると、あの時の「どんどん強くなる感覚」が戻ってきます。

二度目は2月の『オーバーウォッチ 2:スポットライト』で実際にプレイした時です。今回、先行プレイのお誘いをいただいた際には即座に開幕日を休暇にしたほど心待ちにしていました。その日以降、毎日5時間もプレイしています。この原稿が遅れに遅れたのもそのせい。俺が悪いんじゃない。スタジアムが面白いのが悪い。(編集さんへ、ごめんなさい)
初心者・復帰者にとても優しい!

筆者は主にソルジャー76をメイン、サポートではジュノを選んでいます。タンクは立ち回りの難しさと責任の重さから今のところ避けています。
ソルジャー76は通常、アルティメット発動時のみ公式オートエイムが使えますが、スタジアムではパワー選択によりヘリックス・ロケット発射後の0.75秒間だけ無料でアルティメットが発動します。空中のサポートへの牽制や逃げる敵への追撃が非常にやりやすくなります。
パワーを重ねると、アルティメット発動時に敵2人を同時攻撃できたり、ヘリックス・ロケットが追尾弾を追加で発射したり、バイオティック・フィールドが無料発動したりします。クールダウン特化なら4秒ごとにヘリックス・ロケットが撃てるようになり、諸々の追加効果も連続で発動できます。

ジュノは回復と攻撃を両立するパルサー・トーピードが強力です。通常のクールダウン10秒が、パワーで使用回数2回に増えたり、命中でクールダウンが短縮されたりします。アビリティのダメージ上昇アイテムを購入すれば、90%ものダメージ・回復増加が可能で、サポートらしからぬ驚異的な火力を発揮できます。さらにパルサー・トーピードのエイム中に追加アーマーが発動するアイテムもあり、火力・サポート力だけでなく自身の生存力を同時に高められます。
その他には、海外プロの操るD.Vaに遭遇しましたが、その硬さは圧倒的で5人がかりでようやくメックを倒せたと思ったら即座に再召喚され、絶望を味わいました。まるで別ゲームをプレイしているような感覚です。4v1でようやく倒せたオリーサもいます。 ラウンドが進んだタンクはレイドボスに進化します。

これらは各ヒーローのビルドのほんの一部です。ビルドの幅は非常に広く、スタジアムはコアモードとは異なる立ち回りが求められます。
シーズン16では44人目となる新ヒーロー”フレイヤ”も登場します。これだけのキャラクターを全て覚えるのは初心者には大変ですが、スタジアムは17人だけなので覚える量が少なく助かります。ビルドごとの立ち回りの違いは全プレイヤー共通のスタートラインなので今から始めるチャンスです。
まさか9年の歴史を持つゲームで新たな発見と開拓の楽しみを味わえるとは思いませんでした。

スタジアムは綿密に作り込まれています。ルールは簡略化され、交戦頻度が高く各ラウンドがテンポよく進むため、不調だったラウンドでも落ち込む間もなく次に切り替えられます。一方的に圧倒される時間が続きにくいのも初心者には親切です。

対戦ゲームでは上達に時間がかかりますが、スタジアムではラウンドごとにキャラ性能自体が強化されるため、手軽に成長を実感できます。PvPが苦手な人でもPvEのような成長が味わえるため、心理的なハードルが下がります。

そして成長し切ったヒーロー同士の衝突は圧倒的なバカゲーとなります。バランスの取れた対人ゲームが徐々になんでもありの状態へ変化していく様は非常にユニークな体験です。
現状の懸念点
バカゲー+神ゲーのバ神ゲーとも言えるスタジアムですが、いくつかの問題点も見えてきます。

まず3人称視点については、残念ながら現状ではプレイヤーの足枷になることが多いです。視野角が広がった分、敵のサイズが相対的に小さくなりますが、命中判定やエイムアシストは一人称視点と同じため、より精密なエイムが必要になります。特にダメージロールではこの傾向が顕著です。筆者は一人称視点にしたら、比較にならないほど戦績が跳ね上がりました。

三人称視点ゲームにありがちな自キャラや他キャラが視界を塞ぐ問題もあります。狭い通路では敵が見えなくなることも。現状では、筆者は一部ヒーローを除き、ほぼ一人称視点でプレイしています。エイムに自信がない方は一人称視点をお勧めします。

最も大きな問題はヒーローを途中で変更できない点です。『オーバーウォッチ 2』の特徴は相手構成に応じて臨機応変にヒーロー変更ができることですが、スタジアムでは開幕で選んだヒーローが固定されます。しかも相手チームの選択はラウンド開始まで分からないため、相性が悪いと苦戦を強いられます。

現時点では17人のヒーローですが、毎シーズン3人ずつ追加予定とのことで、いずれビルドだけでは覆せない相性差が生じる可能性があります。開発者インタビューでは、フィードバック次第でヒーロースワップ導入も検討するとのこと。パワー選択ラウンドで一定額支払ってヒーロー変更ができれば理想的です。

最後の懸念は、現状の「バカゲー」感は、製品版前の荒削りなバランスだからこそ成立している可能性があることです。多くのPvPゲームは調整を繰り返すうちに尖った部分が丸くなります。特にビルドゲームではメタが確立されるとナーフされがちです。
現時点ではダメージ・サポートともにアビリティ強化が強い傾向にあります。スタジアムの面白さは絶妙なバランスの上に成り立つ「バカゲー」感にあるので、今後の調整方針が気になります。
4月23日が待ち遠しい
2月のお披露目プレゼンテーションや開発者インタビューでは、スタジアムが『オーバーウォッチ 2』の新たな柱となり、新規・復帰プレイヤーを呼び込む原動力になることを期待していました。少なくとも一人の完全初心者(筆者)を釣り上げたことから、この試みは成功していると言えるでしょう。
4月23日の一般解禁でフレンドと遊べるのが楽しみでなりません。
さらに、このタイミングで『新機動戦記ガンダムW』とのコラボも発表されました。ガンダムが最も好きなIPである筆者は見事に狙い撃ちされた感があります。幸いマーシーは三人称視点でも戦いやすそうなので、コラボスキンを堪能しながらスタジアムを楽しめそうです。
「五飛、教えてくれ。俺はあと幾ら用意すればいい?俺はあと何回課金すればいいんだ?」