
気づけばスマホばかり見ていないだろうか。そんな現代人に、世界的ビールブランドのハイネケンが「ちょっと待った」と声をかける。
新グローバルキャンペーン「ソーシャル・オフ・ソーシャルズ (Social off socials)」は、デジタル疲れした私たちに、スクリーンから顔を上げ、現実世界での人との繋がりの喜びを再発見しようとユーモラスに訴えかけるものだ。
デジタル漬けの日常にジョー・ジョナスが問いかける「本当のソーシャル」
このキャンペーンの顔を務めるのは、人気ミュージシャンの Joe Jonas (ジョー・ジョナス)。
彼は、SNS社会の日常をコミカルに描く Dude with Sign (デュード・ウィズ・サイン) らと共に、デジタル漬けの生活を軽やかに皮肉りながら、「本当のソーシャルって何だっけ?」と問いかける。
キャンペーンのクリエイティブを担当したのは、国際的な広告エージェンシーである LePub (ルパブ)。彼らが描くのは、SNSの通知音に一喜一憂したり、食事中もスマートフォンから目が離せなかったりといった、現代人なら誰しも身に覚えのある光景。
背景には、成人が1日に約6時間もスマホに費やしているという調査結果があるという。ハイネケンは、このデジタルノイズに代わるリアルな体験を提案し、「最高の瞬間は対面で生まれる」というメッセージを込めた。
それは、友人との何気ない会話、共に楽しむ食事、そしてもちろん、冷えたハイネケンを片手に交わす乾杯の瞬間かもしれない。 laughter (笑い声)、beats (音楽、鼓動)、そして力強いメッセージ。これらを通じて、ハイネケンは私たちに、スマートフォンをポケットにしまい、目の前の人と心から向き合うことの素晴らしさを思い出させてくれる。
キャンペーン動画では、Joe Jonas たちがSNSに夢中になる人々を横目に、現実の交流を楽しむ様子が描かれている。クスッと笑えるシーンと共に、ハイネケンを片手にリアルな時間を過ごすことの心地よさが伝わってくるようだ。たまにはスマホを置いて、大切な人と乾杯する時間も良いかもしれない。
スクリーンから目を離し、現実の「いいね」を見つけに行こう
私たちの生活は、これからもデジタル技術と共にあり続けるだろう。
しかし、その利便性に身を委ねすぎるのではなく、時には意識してそこから離れ、現実世界に目を向けるバランス感覚が重要になる。Joe Jonas とハイネケンが投げかけるこの問いかけは、私たち一人ひとりが、自分にとっての「本当のソーシャル」とは何かを考える良いきっかけになるかもしれない。
今夜は少しだけスマートフォンを置いて、大切な人と食卓を囲んでみてはどうだろうか。そこには、SNSのタイムラインを眺めているだけでは決して得られない、温かな時間と、本物の「いいね」が待っているはずだ。
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