水曜日, 4月 30, 2025
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「昭和の日」にはSwitch Onlineで昭和のゲームをプレイ。「もろだし」「ラザロ合体前撃破」など,あの裏技や名シーンをサクッと体験できる!



 4月29日は「昭和の日」ということで,昭和のゲーム機であるファミリーコンピュータ(以下,ファミコン)のタイトルを遊んでみてはいかがだろうか。
 「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」なら,現行機であるNintendo Switchでプレイできるし,クリア直前の地点からや,パワーアップ済みの状態でスタートできる特別版が用意されているので,“おいしいところ”だけをサクッと楽しめる。加えて,ゲームプレイの巻き戻し機能を使えば,高難度ステージも怖くない。

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 日本に家庭用ゲーム機というものを普及させたファミリーコンピュータのタイトルには,今なお語り継がれる有名なシーンや裏技が数多くある。本稿では,それらとともに,「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」の収録タイトルを紹介するので,気軽にプレイしてみてほしい。

「つっぱり大相撲」で「もろだし」を決める

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 相撲は日本の国技だが,組み合ってからの体勢変化や,多彩な決まり手を再現することが難しいためか,ゲーム作品は意外に少ない。そんな中で「つっぱり大相撲」は,ファミコンのスペック内で相撲独特の攻防を表現しているタイトルだ。



 組んだ状態からは,相手を押し込む「寄り」,突き放す「押し」,吊り上げた状態で動く「吊り」に,反対方向へ投げる「投げ」という4つの行動が可能で,これにより相手の体力を減らしていく。たとえこちらの体力が減っても,攻め込むことで回復できるという独特のシステムが面白い。強い相手に対して攻め手を変えつつ崩していく展開や,土俵際の攻防がスリリングで,当時人気を博したのも納得の出来栄えだ。

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 本作にはさまざまな決まり手があるが,中でも有名なのが「もろだし」だろう。「つっぱり大相撲」と聞いて,真っ先にこれを連想する人も多いはず。組み合ってから押しを3回入れ,その後に張り手,最後に再び組んで吊りを決めると,相手力士はまわしが外れて,股間がもろだしとなり,恥ずかしがりながら退場する。
 リアルに描写してしまっては大問題なので,ドットグラフィックスによるデフォルメ表現だからこそ可能な技と言えるだろう。ちなみにファミコンの時代には,CEROはもちろんのこと,レーティングという考え方自体も存在していなかった。今振り返ると,いろいろな意味で緩かったと思わざるを得ない。

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 本作にはほかにも「すうぷれっくす」(突っ張り3回→相手のゲージが光ったら投げ),「あびせたおし」(上空に投げ飛ばされた後,落下位置を調整して相手の頭上に落ちる),「ぶれえんばすたあ」(土俵際に追い詰められ,相手のゲージが光った状態で押された際に吊りを行う)など,相撲競技の枠を越えた隠し技が用意されている。
 決まり手の条件をよく見ると,もろだしは「優勢状態から体勢を崩し,まわしを持つ吊りをかけるとまわしがほどける」,すうぷれっくすやぶれえんばすたあは「相手が優位に立った状態に投げや吊りをかけることでバランスを崩し,大技を仕掛ける」と,技に至る力やバランスの流れが発動条件として“翻訳”されている感がある。このシステムは,現在の対戦格闘ゲームにも通じるところがあるのではないだろうか。

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「スターソルジャー」で,「ラザロ」を合体前に撃破する

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 昭和のファミコンゲーマーにとっての夏は「ハドソン全国キャラバン」の夏でもあった。このイベントは,全国各地の会場に腕自慢のプレイヤーが集って,公式ソフト(競技種目)のスコアを競うもので,1985年に始まった(同年の公式ソフトは「スターフォース」)。
 現在のように「eスポーツ」という名前は付いていなかったが,プレイヤー同士が競うことはファミコンやそれ以前の時代から存在していたのだ。
 そして,1986年に開催された第2回ハドソン全国キャラバンの公式ソフトになったのが「スターソルジャー」だった。イベントの規模は非常に大きなもので,40都道府県,65会場で開催されたというから,ファミコンブームの熱さが改めて実感できる。






 加えてこの年の夏は,ファミコン名人として人気を博していた高橋名人(高橋利幸氏)と毛利名人(毛利公信氏)が「スターソルジャー」で対決する映画「GAME KING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦」も公開に。
 高橋名人が,代名詞の「16連射」でスイカを爆散させるシーン(実際は圧搾空気による仕掛け)が今なお話題になるが,対決の結果(引き分け)については,高橋名人の著書「高橋名人のゲーム35年史」によると,台本で決まっていたものではなく,「どうなるか分からなかった」そうで,両名人は実力伯仲だったようだ。
 そんな「スターソルジャー」で有名なテクニックといえば,敵である「ラザロ」の合体前撃破である。人の顔のような形をしたラザロは4分割された状態で登場し,まず左右に,続いて上下に合体するのだが,1度目の合体から2度目の合体を終えるまでの約1秒間で,上パーツの左右どちらかに16発の弾を撃ち込むと破壊でき,ボーナス点が入る。

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 だが,これがなかなか難しい。普通に倒そうとすると高橋名人ばりの連射が必要になるし,自機が発射する複数の弾を左右どちらかのパーツに当てるには,シビアな位置取りが求められる。
 高橋名人のブログ(外部リンク)によると,自機が3方向に弾を撃てる状態でラザロの間に入る方法が一番簡単とのことだが,それでも試行錯誤が必要になるだろう。
  Nintendo Switch Onlineで配信されている「スターソルジャー ステージ8必勝バージョン」は,フルパワーアップの5方向+バリア状態かつステージ8からプレイできるものとなっており,スタート直後に登場するラザロに万全の状態で対決できる。
 ただ,高橋名人が紹介した3方向状態での攻略を試すのはちょっと難しい。5方向状態から3方向状態にするには敵弾を1発食らえばいいびだが,このバージョンではラザロの前に弾を撃たない敵しか出ない。バリアは弾にのみ有効で,体当たりされると即座にミスになってしまうので,即座に3方向状態に調整することはできないのだ。
 3方向状態でラザロと戦いたい場合,通常バージョンで始めるほうがいいだろう(ステージ1の途中でラザロが登場する)。失敗しても即巻き戻して再挑戦できるので,夢だったラザロの合体前撃破を決めてやろう。

「メトロイド」でサムスの正体を見る

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 任天堂を代表するシリーズの1つ「メトロイド」の舞台となるのは,人類が宇宙に飛び出した「コスモ歴」の世界。バウンティハンター(初期の設定ではスペース・ハンター)であるサムス・アランが特殊な能力を備えるパワードスーツを身にまとい,謎の生命体「メトロイド」にまつわるさまざまな事件に立ち向かう……というのは,多くのゲーマーが知っていることだろう。
 1986年の第1作「メトロイド」から40年近い歴史があり,先日もNintendo Switch2用の新作「メトロイドプライム4 ビヨンド」が発表されたばかりだ。

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[2025/04/03 22:00]




 現在のゲーマーにとって,サムスが女性であるというのはもはや常識だが,第1作が発売された1986年当時は隠し要素だった。1時間以内でクリアするとエンディングでサムスがパワードスーツを脱ぎ捨て,その正体が明らかになるという仕掛けだったのだ。
 この頃は裏技ブームであり,不確かなうわさが流布することも多かったので,筆者が初めてこの裏技を耳にした時は「いかにもなガセネタだな」と思ったのを覚えている。
 ゴツいパワードスーツを着込みながらの軽快なアクションは女性と結びつきづらかったし,説明書にはサムスについて「彼は最も優秀な宇宙戦士であり,絶対不可能といわれた数多くの事件を解決してきた」との記述もあったからだ。

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 続く「しかし彼の真の正体はまったく謎に包まれていた」という一文は,作中世界で「サムス=謎の男性」説が広く流布していることを現すものとも思える。サムスが女性であることを悟らせないようにして,後に真実が明かされたときのサプライズを大きくするための文章だったのだろう。
 こうして当時のプレイヤーたちは,作中世界の人々と同様に「サムスは男性である」と疑いもなく信じた後で,真の姿を目撃することとなった。腕前を上げて素早くクリアできたからこそ真実に触れられた喜びと,ゴツいパワードスーツから女性が出てくるギャップがサムス人気の一因になったことは間違いないだろう。本作の世界観がいかに慎重に構築されているかが分かる。

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 1時間以内にクリアするのは簡単なことではないが,「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」で配信されているスペシャルバージョン「サムス・アラン最終形態」が近道となるだろう。
 このバージョンでは,サムスがすべてのパワーアップアイテムを手に入れた状態で,同作最後の謎解きであるクレイド像とリドリー像の前からスタートする。像にビームを撃ち込んでツーリアンへの道を拓き,メトロイドの群れを越えて進めば,ボスであるマザーブレインとの対決だ。
 もう少し長くプレイしたい人なら,「決戦!リドリーバージョン」もオススメだ。こちらも最強状態で,ゲーム終盤の対リドリー戦からスタートする。とはいえ道中はなかなかに険しいため,当時の感覚を思い出しつつ,時には巻き戻しを駆使して戦っていこう。後の作品や「大乱闘スマッシュブラザーズ」でサムスを知った人は,お馴染みのキャラクターやBGMが,本作の時点ですでに存在していることに驚くはずだ。

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「グラディウス」の隠しコマンドでエンディングを目指す

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 1985年にアーケードでヒットしたコナミ工業(当時)の横スクロールシューティング「グラディウス」は,さまざまなプラットフォームに移植されたが,ファミコン版の大きな特徴となるのが,ゲーム中にポーズをかけて「↑↑↓↓←→←→BA」と入力すると,「ミサイル+オプション2つ+レーザー+?(バリア)」の状態にパワーアップできる隠しコマンドだ。
 これは通称「コナミコマンド」として,ゲーム以外のさまざまなソフトウェアでも隠し要素として使われているので,実際に入力した経験がある人も多いだろう。



 未プレイの人向けに説明すると,「オプション」とは,自機のビックバイパーに追従し,同じ攻撃を繰り出してくれる存在だ。「自機が味方と編隊を組む」というアイデア自体はそれまでのゲームにも存在していたが,「グラディウス」のオプションは無敵であるところが大きなポイントだった。
 被弾の危険を気にせずに編隊を展開し,広範囲に攻撃可能で,敵にオプションをめり込ませて簡単に撃破するような戦術も採ることができたため,後のシューティングゲームにも大きな影響を与えた。

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 そんなオプションだが,家庭用ゲーム機やPCへ移植するにあたっては高い壁ともなり,多くの移植版ではスペックの関係から,アーケード版では最大4個まで装備できたオプションが,最大2個にとどまっている。ファミコン版のオプションも2個で,かつレーザーも短いが,グラディウスのエッセンスはしっかりと再現されている。

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 話をコナミコマンドに戻そう。当時は裏技ブームで,さまざまなゲームにコマンドや出現条件の裏技が仕込まれていた。そんな中で,コナミコマンドが現在まで使い続けられている理由として考えられるのは,やはり語呂の良さと覚えやすさではないだろうか。
 ほかのコマンドは,隠し要素としての色を強めるためか,複雑なものが多く,誰かに伝えるにはメモが必要になることもあったが,コナミコマンドは口コミでも広がっていったような記憶がある。
 年号が2度変わった令和の世でも裏技の代表として知られているのだから,非常に“センスがいい”コマンドではないだろうか。最近はSNSにゲーム開発の打ち明け話が投稿されることも多いが,当時の関係者の方はぜひコナミコマンドの成立についてポストしていただきたい。

「ゼビウス」で地上絵を見ようと思ったら……?

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 ファミコンが一般家庭へ爆発的に普及するきっかけとなったタイトルが,1985年9月に発売された「スーパーマリオブラザーズ」なのは言うまでもないが,その前段階として,1984年11月にリリースされた「ゼビウス」が,主に当時のアーケードゲーマーから注目されてヒットしたことも見逃せない。
 ファミコン本体と「ゼビウス」の合計1万9700円を払えば,わざわざゲームセンターまで行って,都度お金を払ってプレイしていたタイトルが好きなだけ楽しめるのだから,当時のプレイヤーにとってはとても魅力的だったのだ。



 さて,「ゼビウス」と言えば,ボスキャラである「アンドアジェネシス」と,ステージの途中で現れる「地上絵」を思い浮かべる人が多いと思うが,それを目当てに「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」の「ゼビウス」をプレイすると,違和感を覚えるかもしれない。
 浮遊要塞であるはずのアンドアジェネシスは動かないし,地上絵があるはずのステージまでやってきても,そこには何も描かれていないのだ。

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 これは当時のアーケードゲーム移植の難しさを端的に表している。1983年にアーケードで稼働したオリジナル版の「ゼビウス」は,美しいグラフィックスのステージがスクロールする中で敵と戦うというものだったが,当時のアーケードゲーム基板の性能は,PCやゲーム機を遙かに上回っており,そのまま移植するには難しかったのだ。
 
 そんな事情があったため,移植版「ゼビウス」は,再現の度合いがプラットフォームによってさまざまで,当時のゲーマーたちは,「自分が買うならどの機種か?」という話題に花を咲かせていた。「ゼビウス」はある意味ベンチマーク的な立ち位置にあったともいえるだろう。
 アンドアジェネシスが動かず,地上絵もないファミコン版だが,それでも当時は移植版の中でも高い評価を得た。グラフィックスとプレイ感の両方をバランスよく再現しており,正に「家で遊べる『ゼビウス』」と呼ぶにふさわしい出来栄えだった。

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 当時のアーケード移植では,「ゲームを再現するうえで何を重視し,何を削るか」という取捨選択のバランス感覚が大切だった。つまりは制作における“采配”の差が大きく出るものだったのだ。
 「ゼビウス」の地上絵は神秘性の象徴であり,当時のポスターやパンフレットを飾っていたので,これをオミットするのは開発者としても断腸の思いだっただろう。
 だが,ステージの各所に隠された「ソル」や「スペシャルフラッグ」といったフィーチャーはしっかりと再現されており,神秘的なステージの中で秘密を探す」遊びは変わらず楽しめる。
 そんな視点で「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」をプレイしてみると,当時とは違った風景が見えてくるかもしれない。

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 ゲームセンターが誕生し,ファミコンが発売され,今なお続く有名シリーズの第1作が数多くリリースされた昭和は,日本ゲーム界夜明けの時代といえる。その時代を生きてきた人はもちろん,当時を知らない人であっても,昭和のタイトルをプレイすることで,ゲームの“源流”を探るのも楽しいのではないだろうか。

Nintendo Switch Online公式サイト

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