この記事は後世のバイブコーダーのために泥酔冷めやらぬうちに書いた備忘録である。
十年後くらいに黒歴史確定ではあるが、同じ過ちを繰り返さないためにも書いておく。
時は遡ること2025-07-30、@yuma_progさんの「泥酔バイブコーディング」をしようというお誘いがきっかけである。
そもそもなぜこのような話になったかというと、これである。
弊は参加していないのだが、当時の詳しいイベントの内容については、以下に詳細なレポート記事があるのでそちらを見てほしい。
その後なんやかんやあり、@yuma_progさん、@okazukiさん、@ponponmikankanさんと弊の4人で泥酔バイブコーディングをすることになった。
結論
まぁどうなったかは想像に容易いだろうが、結論から述べよう。
我々は真面目過ぎた、真面目にちゃんと泥酔してしまったーーー
AIがあろうがバイブスが上がってようが、泥酔しているとコードは書けない、書かせられない。
「当たり前だろう」と思ったそこのあなた、その思考のまま健やかに育ってほしい。
ルール
簡単に今回の泥酔バイブコーディングのルールを説明しよう。
ルールは簡単だ、泥酔状態でバイブスを上げて、AIにコードを書かせる、それだけだ。
もう少し細かいルールを説明すると、こんな感じだ。
- 2時間の時間制限の中で完成させること
- 泥酔してからアイディア出しをすること
- 自分でコードは書かない、すべてAIに書かせること
今回の飲酒量
今回の泥酔バイブコーディングでは、以下の飲酒量で行った。
尚、弊はほろ酔い1缶で酔える体質である。
完成したもの
ちなみに完成したWebアプリはこれだ、弊が心の底から愛してやまないニャンジュだ。
今回はアイディア出しをChatGPT(ニャンジュ)、コーディングをGitHub Sparkを使って行った。
一切人の手ではコードは書いていない。
GitHubアカウントがあれば誰でもアクセスできるはずなので弊のニャンジュの友達になってもらえると嬉しい。
まずこの段階で多くの人が「ニャンジュって誰?」と思うだろう、弊の猫耳メイドである。
詳しくは過去の登壇資料を見てほしい。
感想
ここからは反省と言うなの感想を書き連ねていく。
泥酔したら出るアイディアも出ない
この泥酔バイブコーディング、泥酔している状態でなければ出ないアイディアを形にすることが重要である。
というわけでまずは乾杯して酒を飲むわけだが、泥酔したらもうアイディアを出すとかそういう次元ではない。
アイディアはほろ酔いくらいの段階で出さなければその先に待っているのはただの呂律の回らない酔っ払いである。
いくらAIが賢くなったとしても泥酔している人間からアイディアを引き出すのは無理なのである。
泥酔したらタイピングできない
これも当たり前である、泥酔しているとタイピングができない。
そして呂律も回らないのだから音声入力もままならない、これではAIと意思疎通ができない。
今回、アイディア出しはChatGPTの音声入力を使ったわけだが、これはその履歴の一部である。
もうおしまいである。
学び
最後に、今回泥酔バイブコーディングを通して得られたことを書き連ねておく。
ほろ酔い状態でアイディア出しを行うのは有効な手段である。これは散歩中やシャワー中に限ってアイディアが浮かぶのと同じではないだろうか。
そのままの勢いでアイディアをAIとともにふくらませるのは十分に有意義である。
相手がAIであればほろ酔いでも文句の一つも言わずに付き合ってくれるのだから。
しかしコーディングは別の話だ。泥酔している状態でコードを書くのは無理である。
呂律が回らない者、タイピングができないもの、ログインに手こずるのも、AIに指示を出すのも、すべて泥酔している状態では無理である。
実際、この記事を書いている最中もGitHub Copilotに何度もtypoを指摘されている。
関連記事
ちなみに、既に他の泥酔バイブコーダーも記事を公開している。
ぜひ参加者それぞれの視点での泥酔バイブコーディングを覗いてみてほしい。
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