こんにちは、レアゾン・ホールディングスでプロダクトマネージャーをしている新川です。
この記事では、僕が実際に開発チームを運営していて、「これだけはやってよかった」と感じているチームの空気を変える3つの習慣を紹介します。
「チームの雰囲気がどこかぎこちない」「うまく言語化できないけど、なんとなく発言しづらい空気がある」
──そんな時、技術的な工夫よりも大切なのは、「心理的安全性」を意識したチーム作りかもしれません。
習慣①:デイリーミーティングで雑談する
「デイリーミーティングの5分間、ちょっと雑談してみる」
──これだけでチームの空気は確実に変わりました。
開発チームって、気を抜くと業務連絡しか飛び交わない環境になりがちです。
「タスクは進んでるか?」「詰まりはあるか?」──それだけを確認して終わる朝会は、まるで点呼のよう。
でも、雑談があると変わります。
週末に何をしていたか、最近読んだ漫画の話、ペットの写真。ほんの1〜2分のやり取りでも、「話しやすい空気」が生まれます。
そして不思議なことに、雑談のあるミーティングを続けていると、技術的な相談も雑談の延長線上で出やすくなるんです。
「心理的安全性」と言うと堅苦しいですが、実はその入り口はこういう“雑談の余白”にあると感じています。
習慣②:一人一人とちゃんと話す
「チームの安全性を高めたいなら、まず1対1の安心を増やす」
チーム全体を見渡しても、ふだん発言が少ないメンバーや、なぜか表情が硬いメンバーっていますよね。
そういう時こそ、1対1の対話が効きます。
例えばSlackで「今って少し話せる?」と声をかけて、雑談半分、相談半分のミニ1on1をする。もしくはランチに行ったりとか。
ほんの少しでも、直接話すだけで「自分を見てくれてる感覚」が芽生えます。
一人ひとりに少しずつ火を灯していくことで、結果としてチーム全体の雰囲気が変わる──それを体感しました。
習慣③:タスクの目的をしっかり伝える
「“このタスク、なぜやるの?”にちゃんと答えるだけで、動き方が変わる」
開発タスクって、「これをやっておいて」と渡すだけでは本質が伝わりません。
むしろそれだけだと、「なんか急に振られた」「意味わからんけどとりあえずやるか」と受け取られてしまうこともあります。
だから僕は、タスクに背景と目的、期待値を必ず書いて伝えるようにしています。
- なぜこの開発が必要なのか(背景)
- どういう問題を解決したいのか(目的)
- この開発をするとどんな良いことがあるのか(ゴール)
こう伝えることで、メンバー側に自分なりの工夫や判断の余地が生まれます。
「指示通りにやる」じゃなくて「意味を理解して、より良くする」方向にチームが動きやすくなります。
心理的安全性は“空気”じゃなく、“設計”で作るもの
心理的安全性という言葉にはどこか“ふわっとしたイメージ”がつきまといます。
でも、実際にはごく具体的な行動の積み重ねでしか生まれないと、僕は思っています。
- 雑談という余白
- 1on1で築く信頼
- 目的を伝えることで生まれる納得感
どれも小さなことですが、「当たり前にやってる」状態を作れれば、チームの空気は確実に変わります。
最後に
空気は自然には良くなりません。
でも、小さな習慣を設計することで、空気は確実に変えられます。
この記事が、今のチームのコミュニケーションに課題を感じている誰かのヒントになればうれしいです。
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