これは何?
うちの息子が自動車免許を取ったので、父から息子に伝えたい「クルマに関する連絡事項」をまとめてみました。
本記事は大きく分けて以下の3つのパートに分かれています。
- FIAT 500の操作方法
- 運転時に気をつけてほしいこと5選
- おまけ:私はこんな場面で捕まりました
【もくじ】
- これは何?
- FIAT 500の操作方法について
- YouTube動画で使い方を学ぶ
- その他、FIAT 500について知っておきたいこと
- エンジン・ギヤ関連
- 故障じゃないよ!
- オーディオ・エアコン関連
- その他(シート、窓、ドアミラー等)
- 運転時に気をつけてほしいこと5選
- 1. 助手席の人の頭や体が動かない運転を心がける
- 2. 「車間を詰めないと死んじゃう星人」にはならないこと
- 3. こまめに後ろの様子を確認する
- 4. 高速道路ではクラウンに気を付ける
- 5. いかにも安全そうな直線道路ほどネズミ取りに気を付ける
- おまけ:私はこんな場面で捕まりました
- 1. 駐車違反
- 2. スピード違反
- 3. 後席シートベルト
- 4. 信号無視 (1)
- 5. 信号無視 (2)
- まとめ
FIAT 500の操作方法について
我が家のFIAT 500は、ちょっとクセつよなイタリア車です。
日本車(=教習車)の感覚で乗ると「えっ……※◎@◇#$!?」と混乱してしまうかもしれないので、事前に予習をしておきましょう。
YouTube動画で使い方を学ぶ
以下の2つのYouTube動画を見れば、僕から伝えたい注意ポイントが70%ぐらいわかります。
1本目
www.youtube.com
この動画でわかること
- ギヤの変え方
- エンジンブレーキのかけ方
- 駅とかで誰かを待つときの注意点
- 坂道発進時の自動ブレーキについて
- ルームランプの操作方法
- エアコンの操作方法
- ライト、ワイパーの操作方法
- ドアロックと解除の仕方
- ドアミラーの調整方法
※我が家のFIAT 500より古いモデルなので、一部違う部分あり
2本目
www.youtube.com
この動画でわかること
- ガソリンの入れ方
- ボンネットの開け方・閉め方
※我が家のFIAT 500より新しいモデルなので、メーターのデザインがちょっと違う
その他、FIAT 500について知っておきたいこと
上の動画では紹介されていなかったポイントを以下で説明します。
エンジン・ギヤ関連
- 最初、運転席のドアを開けると「ウィ〜ン」という音がするので、この音が鳴り終わってからエンジンをかける
- 鳴り終わらないうちにエンジンをかけるとエンジンを傷めるらしい
- 滅多にないと思うが、助手席側から乗り込むと、この「ウィ〜ン」が動作しないので、運転席のドアを一瞬開けて閉めること
- エンジンを掛けるときはシフトレバーをNに入れてからエンジンをかける
- A/Mに入れた状態でエンジンをかけると、自動的にNになる。そのままでは走らないので、いったんシフトレバーをNに入れてからA/Mに入れ直す(もしくは前進するなら「+」に一度入れるだけでもOK)
- シフトレバーをNに入れたままエンジンを切ると警告音が鳴る
- が、サイドブレーキをしっかり引いておけば大丈夫(急な坂道とかではない限り)
- A/MまたはRに入れた状態でエンジンを切るのが正解
- A/Mに入れたまま停車し続けると警告音が鳴る
- その場合はシフトレバーをNに入れてサイドブレーキを引く
- マニュアルモードにした場合、シフトアップは自分でしないといけないが、シフトダウンは自動で行われる
- なので減速する際にエンストする心配はない
- とはいえ、マニュアルモードは基本的に使う必要なし(エンジンブレーキをかけたいときぐらい)
- サイドブレーキを引いたまま走り出すとメーターに警告が出る
- クルマを痛める原因になるので必ずサイドブレーキを解除してから走り出すこと(ぼーっとしてるとたまにやっちゃうけど)
故障じゃないよ!
- ハンドルの位置によってはウインカーのレバーがどうしてもカチッと最後まで入らないときがある
- 低速走行していると、ギヤチェンジのタイミングが狂って、車がガックンガックンしながら動くときがある
- あまりパワーがないので、真夏にクーラーをガンガンにつけてきつい坂道を上ろうとすると、全然スピードが出ないときがある
- ガソリンスタンドの給油ノズルは構造上、奥まで入らないので無理に押し込まないこと(5割〜7割ぐらいしか入らない)
- なお、ガソリンはハイオクです。レギュラーガソリンは入れちゃだめ!
オーディオ・エアコン関連
- カーナビはApple CarPlayを使う必要があるので、iPhoneをUSB接続すること
- GoogleマップやiOSの地図アプリで行き先を設定する
- なお、スマホの地図アプリは長いトンネルとかでGPS信号をキャッチできなくなると自分の位置情報を見失うので、トンネルを出るまで使えません
- ハンドルの(+/-)ボタンでオーディオの音量調整、(△/▽)ボタンで再生トラックの進む・戻るを操作できる。ミュートボタンもある
- 冷房をかけるときは風量ダイアルをプッシュしてエアコンモードにする
- 暖房ならエアコンモードにしなくても大丈夫
- オートエアコンではないので、エアコンの温度や風量は適宜人間が調整する必要がある
その他(シート、窓、ドアミラー等)
- 運転席や助手席の背もたれの角度は側面に付いているダイヤルをグリグリ回して調整します
- 微調整はしやすいが、大きく動かしたいときは大変💦
- 後部座席を倒したいときは、写真の位置にあるレバーを押しながら倒す
- 窓の開閉はシフトレバーの左右にあるボタンのみ
- 運転席側のドアハンドル周りを探しても付いてないので注意
- このクルマは4人乗りです。5人乗せるのは🙅♂️(狭くて乗らないと思うけど)
- ドアミラーを畳むときは手でぐいっと押し倒す(電動式ではない)
- ただし、車体が小さいので、ドアミラーを畳む機会はほとんどない
- ウインカーレバーがカチッという手前で戻すと、数秒間だけウインカーが点く
- 車線変更するときに便利
- ワイパーレバーを上方向に動かすと、1回だけワイパーが動く
- ワイパーを常時動かすほどでもない小雨が降ってるときに便利
運転時に気をつけてほしいこと5選
運転時に気をつけてほしいことはたくさんありますが、その中から「これは特に伝えておきたい」という内容を5つに絞ってここに書きます。
1. 助手席の人の頭や体が動かない運転を心がける
上手な運転はスピードを出してガンガン走ることではなく、その反対で急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けることです。
僕が意識しているのは、助手席に座っている人の頭や体が動かないようにすること。
頭がガクンガクン動くのは、急発進・急ブレーキの証拠。
体が左右に揺れるのは、十分減速せずにカーブに突っ込んでしまった証拠。
コップに入れた水をこぼさないようにするイメージで、アクセルとブレーキとハンドルを操作しましょう。
助手席の人がぐっすり眠ったら、それは上手な運転ができている証拠です。(ただし、自分は寝ちゃダメだよ!!)
2. 「車間を詰めないと死んじゃう星人」にはならないこと
世の中にはちょっとでも車間が空いていると、スピードを上げて車間を詰めようとする人がいます。てか、かなり多いです。
また、自分ではスピードを出すつもりはなくても、目の前に車間が空いていると、なんとなくもったいない気がするので詰めたい、後ろから急かされている気がするので詰めたい、と思うかもしれませんが、車間を詰めても何もいいことはないので、「車間を詰めないと死んじゃう星人」にはならないようにしてください。
大事なのは車間を詰めることではなく、安全な速度をキープして走ることです。
ただし、「おいお前、車間が空いてるんだからもっと前に詰めろ」と圧をかけてくる人はいるので、2車線ある場合は基本的に走行車線を走りましょう(追い越し車線を走っていると煽られやすい)。
3. こまめに後ろの様子を確認する
ルームミラーやドアミラーをこまめに確認して、自分の後ろで何が起きているのかを把握しましょう。
「車間を詰めないと死んじゃう星人」やパトカー、白バイが背後から近づいてきているかもしれません。
ときには半分居眠りをしていたり、ずっとスマホの画面を見ながら運転してたりする怖いクルマもいます。
救急車や消防車が走ってくるときもあります。
高速道路なんかだと、後ろからしょっちゅうスピードを出す車が接近してくるので、よりこまめに後ろの状況を確認しましょう。
4. 高速道路ではクラウンに気を付ける
高速道路ではクラウンに気をつけてください。
クラウンっていうのはこんなやつです(最新型はこれとは違うけど、気を付けるべきクラウンはこういうタイプ)。
Image: https://autoc-one.jp/knowhow/5010026/
なぜクラウンに気を付けないといけないのかというと、覆面パトカーである可能性が高いからです。
横をすれ違うときに、ヘルメットをかぶった警察官が運転席と助手席に乗っていたら確実に覆面パトカーです。
調子に乗ってスピードを出していると「パオ〜ン🚨」とサイレンを鳴らされて捕まるので、気を付けましょう(そもそもスピードを出さないのが一番大事ですが)。
なお、パトカーは県をまたがって活動することはないので、たとえば兵庫県内の高速道路で大阪ナンバーのクラウンを見かけても、それは覆面パトカーではないです(逆に言うと、神戸ナンバーや姫路ナンバーだと覆面パトカーの可能性がある)。
5. いかにも安全そうな直線道路ほどネズミ取りに気を付ける
前後にクルマが走っていない、だだっぴろい直線道路が広がっている場合に「お、これならスピードが出せるじゃん」と思って、アクセルを踏まないこと。
そういう道路に限ってスピード違反の取り締まり、いわゆる「ネズミ取り」をやっています。
https://embedr.flickr.com/assets/client-code.js
ネズミ取りはたいてい、「思わずスピードを出したくなる道」に罠を張っています。
「ここならスピードが出せる!」と思ったときこそ、制限速度キッチリで走りましょう。
そういう場面ではメーターで自分のスピードをこまめにチェックするように!
オートクルーズ機能で速度キープするのも有効です。
おまけ:私はこんな場面で捕まりました
僕はなるべく安全運転を心がけているつもりですが、過去に何度か違反切符を切られています。
以下に僕が警察に捕まったときの記録をすべて、時系列順に並べてみました。
父の失敗を他山の石として、同じ轍を踏まないようにしてください!!
1. 駐車違反
学生の頃、友人の家に泊まりに行くことがありました。
友人が「ここなら一晩停めても大丈夫。今まで誰も捕まったことがないから!」と案内された場所にクルマを停めたら、その翌朝、見事に駐車違反のステッカーが貼ってありました。。
車は必ず駐車場に停めましょう。
2. スピード違反
初めて走る田舎道をブーンと走っていました。
「流れに合わせて走るのが大事」という話をどこかで聞いたので、前後の車と同じスピードで走っていたところ、前後の車もろともネズミ取りに捕まりました。。。(なお、15キロオーバー)
流れに合わせて走るのは大事だけど、制限速度を超えている場合は、制限速度を守る方が優先です!
3. 後席シートベルト
母の実家に一緒に帰省したとき、レンタカーを借りて家族みんなでおでかけしました。
さあ、高速道路に乗るぞー!と料金所を通過した瞬間、警察官がぱっと現れて「はい、こっちこっち」と合図してきました。
後部座席に乗っていた家族がシートベルトをしていなかったのです。
一般道を含めてシートベルトは全席着用義務があるので、必ずベルトを着けましょう。
友達を後ろに乗せるときもベルトは着けてもらうこと!
違反切符を切られるのは友達ではなく、運転している自分です。
4. 信号無視 (1)
旅行先で「じゃあ私に付いてきて」と言われ、義父の車を追う形で知らない道を走っていました。
そんな中、信号が黄色から赤にちょうど変わったタイミングで、義父はその信号を通過しました。
僕は「あ、まずい……」と思いながらも、義父についていきたかったので赤に変わった直後の信号を通過しました。
パオ〜ン!!🚨
運悪く、ちょうどその場で取り締まりをしている警察がいたので、信号無視で捕まってしまいました。。
信号無視のリスクを冒してまで無理に追いかけず、先に行った相手に待っててもらいましょう。
5. 信号無視 (2)
大阪の道を走っていました。
ちょっと慣れない道で、カーナビの案内を参考にしながら右折するポイントを探していたのですが、似たような信号や交差点がたくさんあって、どこで曲がればいいのかよくわかりません。
カーナビの地図と目の前の景色を交互に眺めつつ、「あ、たぶんここだ!」というポイントがすぐ目の前にやってきたので、急いで右折しようとしました。
幸いそのタイミングでは対向車も来ていなかったので、その交差点ですっと右折することができました。
・・・と思ったら、目の前に警察官が。
えっ、なんで?なんで???
「あなたが曲がったそこの信号ね、右折のマークが出るまで曲がれないんですよ。だから信号無視ね。はい、こっちきて」
がーん!!
つまり、こういうことです。
✅ 右折できるのはこの表示の場合のみ↓
❌ 僕はこの状態で右折してしまったのでアウト↓
なお、実際の現場はこちら↓
https://maps.app.goo.gl/b2b4M5iTEjGTne1U7
カーナビの案内に気を取られて、「よし、ここで右折するんだな」「対向車も来てないし行けそうだ」と思ってしまい、信号の表示をよく見ていなかったのが原因でした。
(左側の車はふつうに直進して行ってたので、てっきり青信号だと思い込んでた)
この形式の信号機は意外と多いので、矢印の向きには要注意です!
まとめ
というわけで、今回のエントリでは免許を取ったばかりのうちの息子に伝えたい、FIAT 500の操作方法と、運転時に気を付けること5選(&僕が違反切符を切られたときの体験談)を紹介してみました。
いろいろ長々と書いてきましたが、とにかく事故だけはしないように!
慣れてきたときが一番危ないので、くれぐれも安全運転を心がけてください!!

フィアット500 メンテナンス&エンジョイファイル (サンエイムック)
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