🧠 あらすじと概要:
映画『国宝』うつせみ あらすじ
『国宝』は、歌舞伎の世界を背景に、2人の若者の友情と葛藤を描いた物語です。主人公の喜久雄は、歌舞伎役者・花井半二郎に引き取られ、俊介と共に厳しい稽古を乗り越えながら女形として成長していきます。彼らは友情を深め、舞台での成功を目指しますが、事故により俊介が代役を務めることになり、喜久雄は「血筋」に対するコンプレックスや孤独感に悩むようになります。
記事の要約
この記事では、映画『国宝』の感想が述べられています。長い上映時間が心配されましたが、視覚的な美しさと迫力ある演技に圧倒され、楽しむことができたと感じています。特に、吉沢亮さんと横浜流星さんの繊細で力強い演技が心に残り、物語のテーマである友情や芸の世界の孤独さに深い感慨を抱きました。原作にも興味を持ち、読んでみたいと締めくくられています。
ネタバレというほどのことは書いてないですが、前情報なしがいい方もいると思うので念の為。
前日に放映時間175分と知って、久々の映画館なのにそんなに長い時間観てられるかな?と不安に駆られましたが……
杞憂でした。
歌舞伎を観に行ったことはないので、女形の動きがどうとか分からないけど、
本当に美しかったです。
歌舞伎役者、花井半二郎(渡辺謙)に引き取られる喜久雄、そしてその半二郎の実子である俊介。
芸の世界は厳しく、稽古中は竹刀でばんばん叩かれ、罵倒されます。
ぼんぼんの俊介、片や任侠の家に産まれ抗争の末、親を亡くして引き取られた喜久雄、この2人もっと嫉妬とか色々渦巻いてくるかと思ってました。ですが、厳しい稽古を共に頑張る2人には友情が芽生えるんですよね。やがて2人は女形として共に舞台に上がり、喝采を浴びていくことになります。舞台の初日、緊張をほぐし喝を入れるためか、互いにデコピン(全力の!)をし合う姿は微笑ましかったです。
でも、半二郎(渡辺謙)が事故に合い、半二郎が代役を俊介ではなく喜久雄にやってもらうと決めた時から、2人の関係が変わってきます。
代役を務める初日の舞台前、化粧をしようとするも震えが止まらない喜久雄の筆を抑える俊介。
そんな俊介に「守ってくれる血が欲しい」という喜久雄が、切なかったです。
この後、なんども「血筋」に悔しい思いをする喜久雄…
芸の世界はこんなにも孤独を味わうのか、
そしてそこに魅せられしがみつくものなのか
吉沢亮さんの演技にただただ、圧倒されました。
横浜流星さんはやっぱり繊細な演技をされる方ですね。
お二方の演技に心揺さぶられまくりました。
調べてみると吉田修一さんの作品は、たくさん映画化されてるんですね。
そういえば、作品読んだことないかも。
「国宝」は原作も気になったので、読んでみたいと思います。
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